「住宅用火災警報器」を設置しましょう
大切な家族の命を守るためには「早期設置!」「早期発見!」
平成26年中の建物火災ににおける死者1,267人にうち、住宅(一般住宅、共同住宅及び併用住宅)火災における死者は1,115人で、建物火災による死者数の約9割を占めています。そのうち実に約7割近くが65歳以上の高齢者です。今後、高齢化により、住宅火災による死者数が増加する恐れがあります。こうした状況のもと、火災の発生をいち早く知らせてくれる「住宅用火災警報器」を設置しましょう。
住宅火災による死者数を減らす「住宅用火災警報器」
平成23年から平成25年までの3年間における火災報告によると、「住宅用火災警報器」を設置済の住宅は、死者数が約3分の2に減少、火災による損害額が約半分に減少しています。
先進国アメリカでの効果
先に「住宅用火災警報器」を設置したアメリカでの効果は、普及率が90%を超えた2002年には、死者数が3,000人とほぼ半減しました。
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「資料提供:消防庁」 |
「住宅用火災警報器」って何?
火災が発生したときは、目で煙や炎をみたり、鼻で焦げ臭いにおいを感じたり、耳でぱちぱちという音を感じたり…と五感によって気づくことがほとんどだと思います。しかし、それだけでは、就寝中や仕切られた部屋などで物事に集中している時などには、火災に気づくのが遅れてしまいます。そこで、家庭内での火災の発生をいち早くキャッチし、音声や警報音等により、知らせてくれるのが「住宅用火災警報器」です。
☆設置方法:天井または壁にドライバー等で簡単に取り付けできます。
☆設置場所:三沢市火災予防条例で定められている場所は、寝室・階段上部(上階に寝室がある場合)・廊下(7平方メートル(4畳半)以上の部屋が5以上ある場合)
「設置例:寝室・階段上部」
※台所、居室等への取り付けもおすすめします。(推奨場所)
☆種類:煙感知式の住宅用火災警報器
住宅用火災警報器普及率100%を目指して!今後の取り組み
三沢市では普及率のより一層の向上を目指し、様々な取り組みを実施し、更なる普及促進活動に取り組んでいきます。
<今後の主な活動>
- 消防署員が住宅、アパート等を訪問し、設置状況の確認及び未設置世帯への設置指導を行いますので、訪問の際にはご理解ご協力をお願いします。
- 平成13年度から三沢市の高齢者世帯(60歳以上)の方を対象に、消防本部と三沢市防災協会が連携して行っている無償配布及び取り付け事業を継続して実施しています。(秋の火災予防運動時、連絡先:予防課54-4279)
<実績>平成13年度から無償配布個数 約520個
「設置済のご家庭に貼付しているシール」
悪質な訪問販売に注意しましょう!
「住宅用火災警報器」の訪問販売による不適切な販売が増加しています。消防職員などを装い法外な値段で設置するといった手口が多いようです。消防署や自治体職員が販売を行うことはありません。これら悪質な業者には十分注意してください。
「住宅用火災警報器」についてのご相談・問い合わせ
消防本部予防課 54-4279
