令和2年 市長年頭あいさつ

 明けましておめでとうございます。昨年中は、市政各般にわたり ご理解、ご協力をいただきまして、誠にありがとうございました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

1.昨年を振り返って  

 昨年6月2日執行の三沢市長選挙におきまして、「元気で素敵な三沢の子どもたち」が安心して暮らし、将来に向かって、もっともっと希望が持てるそんな三沢市を築きたい、という、強い思いから市長選挙に立候補致しました。多くの市民の皆さまからご支持、ご支援を賜り、令和となった新しい時代の第6代目三沢市長として市政運営の舵取役の重責を預かることとなり、新年を迎え新たな気持ちで、市民の皆様の負託にしっかりと応えて参る所存であります。改めまして、市民の皆さまからの心温まるご厚情に対しまして、お礼を申し上げます。市政を担う者として、市民の皆様の負託にこたえるべく、これまで先人たちが築き上げてこられた確かな歩みをしっかりと前に進めるため、全力で取り組んで参ります。

 さて、昨年を振り返ってみますと、日本列島のみならず世界各地で異常気象が発生し、国内においても甚大な被害をもたらした台風19号の豪雨災害など、自然の驚異を改めて感じた年でありました。

 一方、当市のまちづくりでは、子育て支援の総合拠点施設として昨年の4月9日に開館をいたしました「三沢キッズセンターそらいえ」は、一時預かり保育事業や、ファミリーサポートセンター事業のほか、屋内施設としては県内随一となる大規模な遊戯室は、開館からわずか3か月余りで2万人を超え、想定を上回る利用者数となっており、今後も大いに利用していただけるものと期待をしているところであります。そのような中にあって、子育てに不安を抱えるお母さんやお父さんなど、子育て世帯の皆さんが、少しでもその不安が解消できるよう、保健師などの専門職を配置した「子育て世代包括支援センター」を設置しております。子育て世代をはじめ、多くの皆様にお気軽にお立ちよりいただければありがたいと思っております。

 三沢駅前広場整備事業関係では、昨年の10月末に交流プラザ「みーくる」が完成し、11月11日から一部供用を開始いたしました。この「みーくる」という名称は、一般公募により決まったものでありますが、その想いは「三沢に人が来る」ということを願って名付けられたものであり、多くの皆さんに来ていただき、そして交流の場となることを期待しております。また、交通ターミナルも本年3月に完成予定であり、陸の玄関口、三沢駅が新たな装いとして生まれ変わります。利用者は、三沢市民の皆さんはもちろんではありますが、市を訪れる観光客をはじめ、多くの来訪者に対する利便性や安全性が格段に向上しますので、交流人口の拡大や、経済の活性化も図られるものと期待をしております。

 共生社会関係では、年齢、性別、国籍などの違いを超えた共生社会の実現に向けて、東京パラリンピックの事前合宿地として車いすラグビーカナダ代表チームの受入れをはじめ、「ユニバーサルデザインの街づくり」や「心のバリアフリー」絵画コンクールなどの取り組みが認められ、内閣官房より全国に14自治体ある、東京オリンピック・パラリンピック共生社会ホストタウンの中から、「先導的共生社会ホストタウン」に認定されました。大変光栄なことでありました。

 子どものスポーツ・文化活動関係では、「フィールドホッケー」や「野球」「バレーボール」などの各種スポーツ競技をはじめ、「珠算」や「短歌」などの文化競技大会において、優秀な成績を収めるなど、子どもたちのがんばりには本当に感心しております。そして、子どもたちを支えている指導者の皆さん、先生方、ご家族の方々に感謝を申し上げます。

 昨年も様々な分野で、年代も幅広く、多くの市民の方が活躍された年でもあったと思っております。大変、うれしく思っております。

2.今年の計画

 今年は、2018年に策定された、第二次三沢市総合振興計画の基本理念である「未来へつなぐ 心安らぐ 国際文化都市」を着実に前へ進めるため、私のマニフェストに掲げている「確かな歩みを前へ」とする基本方針の下、市政運営に取り組んでまいりたいと考えております。特に、子育て支援や教育、国際交流の政策を打ち出しつつ、本年3月策定予定の第2期三沢市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき「人口減少問題」の対策に取り組んでまいりたいと考えております。

 今年の主な事業として、まず、東京五輪・パラリンピック関係についてであります。今年は、いよいよ東京2020オリンピック・パラリンピック大会が開催される日本にとって大きな節目の年であります。この輝かしい年、三沢市において6月にオリンピック聖火が、8月にはパラリンピック聖火がそれぞれランナーとともに駆け抜けます。特に、8月のパラリンピック聖火については、採火(さいか)に加え、本県で集めた火を東京に送る「出立(しゅったつ)」の地となりました。この歴史に刻むオリンピック・パラリンピックの成功に向け、市民の皆様と一丸となって取り組んでまいります。そして、この大会を通し、さらなる共生社会の浸透を図り、当市の魅力を世界に発信してまいります。

 共生社会関係については、これまでの取り組みを継続することはもとより、障害のある人もない人も互いに支え合い、安心して暮らし、幸福を追求することができる共生社会の浸透に向け、条例の整備を進め、障害の有無はもとより、年齢、性別、国籍などの違いを超えた共生、いわゆるダイバーシティに配慮した街づくり、人づくりに繋げてまいりたいと思っております。

 イベント関係については、東日本大震災からの復興をPRし、さらには落ち込んだ観光需要を喚起するため、県内の10市が連携し、各市の祭りや郷土芸能、食、観光情報などを一堂に集結させ、各市の魅力を発信することを目的とした、あおもり10市(とし)大祭典が、今年、三沢市で開催されます。この大祭典では、青森のねぶたをはじめ、八戸の三社大祭、五所川原の立佞武多など勇壮に練り歩くものとなっており、市民の皆様には、是非とも、足を運んでいただき、青森を代表するお祭りの大祭典を楽しんでいただきたいと思っております。

 子育て支援関係については、昨年オープンした「三沢キッズセンターそらいえ」を拠点に妊娠期から切れ目のない各種事業等を実施しているほか、「妊婦委託健康診査の拡充」や、「所得制限のない子ども医療費給付事業」などソフト面においても支援をおこなっておりますが、近年、核家族化などにより要支援の妊産婦が増加傾向となっており、産後支援の必要性がますます高まってきております。このようなことから、令和2年度から産後後1年を経過しない産婦の方や、乳児のうち、支援者が身近にいない方などに対しまして、出産後の身体的、心理的な不安の解消と、健やかな育児が少しでもできるように、助産師等の看護職による、心身のケアや育児のサポート等を行う、「ほっとママ事業(三沢版産後ケア事業)」を新たにスタートさせたいと考えております。

 そのほか、三沢市は多種多様で豊富な地域資源を持ち合わせており、その潜在力や可能性は満ち溢れております。それらの可能性を引き出すために、まずは地場産品である長いも、ゴボウ、ニンニクや昼イカ、ほっき貝など優れた農水産物のブランド化を推し進め、生産者の所得の安定化を図る事業や、訪日外国人観光客も増えている中、三沢市においても外国人の観光客数が伸びつつあります。そのため、インバウンド観光者や外国人等、誰もが容易に情報が収集できる共生社会の一つのツールとして、また、災害時等でも収集できるよう、Wi-Fi(ワイファイ)環境の整備などを進め、さらなる共生社会の浸透、ひいては人口減少社会への対応に繋げてまいりたいと考えております。

3.終わりに

 県内一住みやすいまち、子育てし易いまち「みさわ」を目指し、今年の主な事業、施策を進めてまいりますが、人口減少問題をはじめ、少子高齢化、不安定な経済情勢、自然災害、基地対策など、三沢市においても様々な問題・課題があります。そのような問題・課題等を市民の皆様の不安を払拭させながら、第二次三沢市総合振興計画の基本理念「未来へつなぐ 心安らぐ 国際文化都市」の実現に向け、全力で努めてまいります。

 三沢市の光り輝く未来へ向け、市民の皆様とともに考え、同じ目線に立った市政運営を進めてまいりますので、より一層のご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和2年1月6日

三沢市長 小檜山 吉紀