今季事業を振り返り、さらなる「三沢ほっき丼」発展に意見を交わす

4月25日、昨年度に実施された「三沢ほっき丼」事業の意見交換を兼ねた報告会が、三沢市役所で開催されました。

 

毎年12月から翌年3月までの間、三沢漁港で水揚げされる「ほっき貝」は、三沢の冬の味覚として多くの人々に愛され続けています。三沢市では、その「ほっき貝」を使った地産グルメとして市漁協や商工会、観光協会、市内飲食店などの協力を得て5年前に「三沢ほっき丼」を開発。ほっき貝の水揚げ期間限定ながらも、加盟飲食店がそれぞれ調理法や味付に趣向を凝らして提供する丼の味を楽しみに、今では県内外から毎年訪れる人がいるほど。食べ歩いた店数に応じた景品がもらえる「食べ歩きスタンプラリー」の相乗効果もあり、その魅力は年々広がっています。この日は、昨年12月から今年3月までの昨年度事業の実績や課題などを振り返り今年度事業に生かすため、市漁協、商工会、観光協会、上北地域県民局と加盟飲食店30店のうち9店の代表者が集まりました。

 

最初に事務局である市担当者が、昨年度の販売総数はその前年と同様であり、市外客数が約13%増加する一方で市内客数は約9%減少したことや、事業者と利用客、それぞれからアンケートで得た意見・感想を報告。また、県からの補助を受け実施していた「食べ歩きスタンプラリー」が昨年度をもって終了することなどを説明しました。昨年度「三沢ほっき丼」を提供した店の代表者は、実際に接客する中で感じている課題や改善策など、「三沢ほっき丼」を三沢の定番グルメとしてさらに広めるため熱い議論を交わしていました。