斗南藩ゆかりの地に咲く新たな桜

4月25日、三沢市観光協会の佐々木会長と桃川株式会社の鄭煥書(チョン ファンソ)社長らが三沢市役所を訪れ、純米吟醸酒「斗南の桜」の発売を種市市長に報告しました

 

斗南藩は旧会津藩と縁深く、市内にある「道の駅みさわ斗南藩記念観光村」では、現在放送中のNHK大河ドラマ「八重の桜」のヒロイン・新島八重の兄・山本覚馬の貴重な肖像写真が先人記念館に所蔵され、会津から移り開牧した廣澤安任持参の八重桜が六十九種草堂前に毎年見事な花を咲かせるなど、敷地内に多くの逸話がある場所や展示を見ることができます。また、同所を新たな桜の名所にと実施した桜の記念植樹など、三沢市や三沢市観光協会では斗南藩に関わるさまざまな取り組みをしています。

 

三沢市観光協会では、その取り組みの一環として酒造りを企画し、桃川株式会社に依頼。「斗南」と「桜」、三沢に縁あるキーワードを冠した、これからの花見の季節にぴったりのお酒が完成しました。協力して開発した両者によると、この「斗南の桜」には、オリジナルのラベルや瓶の色、観光情報を記載したカードを付けるなど、その一つ一つにこだわりがあり、青森県産米「まっしぐら」を使った酒は香りまろやかで飲みごたえがあるとのことです。三沢市観光協会・佐々木会長の「これから、みなさんに愛される三沢の名物の一つとして定着してほしい」と期待を込めた言葉に、早速購入したという種市市長は「名物となるよう盛り上げていきたい」と意欲を示しました。

 

桃川株式会社が開発し、三沢市観光協会が発売するこの純米吟醸酒「斗南の桜」は、内容量720mlで税込1,300円。初期出荷は300本で、27日開催の「みさわ桜まつり」の鏡開きに使用された後、市内「中居酒店」と「酒のたけや」で28日から販売される予定とのことです。