三沢の農産物や観光情報を、市長自ら首都圏でPR

トップセールスとは、企業の社長あるいは国や地方公共団体の首長などが、団体の製品や地元の特産物などを自らPRする活動のこと。種市市長は5月11日、市観光協会の佐々木会長ほか職員やJAおいらせの組合員らとともに、東京都内2カ所を訪れ、ごぼうやミス・ビードル号の模型、観光パンフレットなどを手渡しながら三沢市の魅力を伝えました。

 

最初に種市市長たちが訪れたのは、この日、三沢市で一部ロケが行われた映画『家』が公開される船堀シネパル(江戸川区)。舞台あいさつが行われるということもあって、上映前のかなり早い時間から行列を作る来場者に、種市市長と市観光協会の佐々木会長は笑顔で特産品や観光パンフレットを手渡しました。また、市観光協会職員とJAおいらせ組合員、市観光物産課職員も法被をまとい積極的に三沢市をPR。「三沢ってどんなところなんですか」「この赤い飛行機(ミス・ビードル号)って何ですか」といった質問にも丁寧に答え、ごぼうやにんにく、ながいもなど特産物の品質の良さを説明していました。

上映直前には、秋原監督や出演者の女優・西村知美さん、俳優・小倉一郎さんと共に種市市長が舞台上に並び、来場者へあいさつ。「多くの方に共感を得ながらご覧いただき、盛況のうちに上映されることを願います」と映画『家』へエールを送りました。また、世界初の太平洋無着陸横断飛行を成し遂げたミス・ビードル号の偉業や、生産量・品質ともに日本一の三沢産ごぼうなど特産物を紹介。「三沢は言わば健康食品の大産地。ごぼうやにんにく、ながいもなど、自信を持っておすすめします。お配りしたガイドブックをご覧いただいて、ぜひ、店頭に三沢産の商品があれば手に取り、機会があれば三沢にお越しください」と力強くPRしました。

 

続いて訪れたパルコ劇場(渋谷区)では、まず、寺山修司没後30年記念公演『レミング~世界の涯まで連れてって~』を観賞。満員の観客席と上演後の拍手喝采に、三沢市で少年時代を過ごした寺山修司の作品が、死後30年を経た今なお現代最高峰の演劇としてファンたちに愛され続けていることを改めて感じた種市市長たち。終演後、八嶋智人さんや常盤貴子さんたち出演者を労い、三沢の特産物をプレゼント。会場を出る約450人もの観客たちにも特産物や観光パンフレットを手渡しました。また、三沢市の観光大使を務める寺山修司の元夫人・九條今日子氏も駆け付け、JAおいらせが設置した特産物販売コーナーで三沢産のにんにく・ながいもの魅力をPR。東京という人・情報が集まる首都圏で、種市市長自ら三沢市の魅力をPRしたことは、多くの人々が三沢を知るきっかけとなっただけではなく、三沢市民がこれから自分の地域の良さを自信を持って伝えていく力となったのではないでしょうか。

 映画『家』

原作・島崎藤村『家』/監督・秋原北胤/主演・西村知美

長野県の旧家を舞台に、「家族」を描く物語。時が流れ、守ろうとしていた「家」が崩壊していく中で、主人公は最も大切な「家族」の存在に気付く。
映画中の「蔵」や「ラストシーン」など計12シーンを三沢市で撮影。古牧温泉青森屋、米軍引き込み線跡地などロケ地だけでなくエキストラとして三沢市民も出演している。


6月8日土曜日より、TOHOシネマズおいらせ下田で公開。

※6月8日13:00~の上映後、14:50頃から種市市長による舞台あいさつがあります。

 舞台あいさつに関するお問い合わせは、三沢市観光物産課(電話0176-53-5111内線359)まで

 

舞台『レミング ~世界の涯まで連れてって~』

作・寺山修司/演出・松本雄吉/主演・八嶋智人、片桐仁、常盤貴子、松重豊 ほか。

寺山修司没後30年とパルコ劇場40周年を記念して、寺山修司が主宰した「演劇実験室◉天井棧敷」の最終公演『レミング』が上演された。初演、再演時、寺山修司の超現実の言葉と洗練された造形美で観客を圧倒した舞台。壮大な野外劇や「ヂャンヂャン☆オペラ」という独特の表現で世界を震撼させ続ける維新派の松本雄吉氏が新解釈で挑戦。スタッフ・キャストには豪華面々が集結した。

4月21日~5月16日/パルコ劇場(東京)ほか、名古屋と大阪でも上演。