市の垣根を越え、情報を交換。刺激受け、交流深め、まちづくりを考える

 

6月1日、ホテルグランヒルつたやを会場に、『イチ、ニのサン!元気な東北発信事業』若手まちづくり交流会が開催されました。

 

この事業は、名前が漢数字でつながる岩手県の一関市、二戸市、そして青森県三沢市の3市で交流する機会を設け、情報交換や連携をしながら各市のまちづくり推進に役立てたいと企画されたもの。各市におけるまちづくり事例の発表と意見交換を兼ねた交流会・懇親会、さらに翌日の『三沢アメリカンデー2013』に参加するため、一関市と二戸市から各市長と若手まちづくり関係者、十数人が三沢市を訪問。三沢市から参加した種市市長、若手まちづくり団体参加者26人と共にホテルグランヒルつたやに集まりました。

各市の取組事例として、一関市からは『いちのせきハラミなじょったべ隊』副頭鶏(ふくとうどり)の星さんが、二戸市からは『浄門の里づくり協議会』会長の佐藤さんが、それぞれ地域と深くかかわりながら作り大きくしてきた活動を紹介。三沢市からは、株式会社Jサポート代表取締役社長の淨法寺さんが「未活用資源の活かし方“マイナスをプラスへ”」と題し、商店街のシャッター化や障害者・高齢者の雇用問題を解決するために規格外ごぼうで『ごぼう茶』を作り起業、社会起業家大賞まで受賞するまで至った『株式会社Growth』との取り組みを発表しました。「これからも地域課題を集め、悩み、チームで解決策を探し、多様な関わりを持つ人々の力で新しい価値を発信。皆さんとも何かスゴイ事例を構築したいです」。人と人との関わりにまちづくりの手掛かりを示す淨法寺さんの言葉に聴き入る参加者たち。この後の懇親会では食事をしながら交流を深め、互いの活動によい刺激を与え合っていました。