「諦めない心を持ってほしい」

6月6日、『スポーツ笑顔の教室』が三川目小学校で開かれました。

 

この教室は、日本体育協会や日本オリンピック委員会などのスポーツ団体が、東日本大震災で被災した地域の子どもたちを支援する『スポーツこころのプロジェクト』の一環として行っているもの。スポーツ界の著名人が被災地の小学校を訪れ、児童とのコミュニケーションを通じて笑顔や元気、自信につながるメッセージを伝えています。

 

今回、トランポリンの元オリンピック日本代表選手で、全日本選手権10連覇を達成した、廣田遥さんが講師となり、5・6年生児童22人に “夢に向かって諦めずに努力すること“ の大切さを伝えました。

始めに行ったのは、体育館で体を動かす授業。色々なゲームをする中、活発な児童たちはすぐに廣田さんと打ち解け、笑顔で授業に取り組んでいました。全員が手をつないで行った「だるまさんが転んだ」では、なかなかゴールすることができず、児童たちは作戦を立てながら何度も挑戦。協力してやり遂げたことで、チームワークと諦めないことの大切さについて学びました。

続いて授業の場を教室に移した廣田さんは、トランポリンを始めたきっかけから、日本代表選手になるまでの自身の道のりを紹介。人の3倍も練習をしたことで、みるみる上達し、自信を付けていったこと。目標を達成できず、挫折を味わったこと。それでも、支えてくれた人たちのため、オリンピック出場という夢を諦めずに追い続けた経験や想いを語りました。じっと話に耳を傾けていた児童たち。廣田さんは最後に、「『自分が諦めなかったら絶対できる』ということを信じ、諦めない心を持ってほしい」と伝えました。

 

その後児童は1人1人、将来なりたい職業を発表。「獣医さんになって動物を助けたい」「ケーキ屋さんになって皆を笑顔にしたい」「サッカー選手になって世界と戦ってみたい」などの夢を立派に語っていました。