七夕杯のヒロインたち。激戦制し、木崎野小クラブが3連覇

7月27日と28日の2日間にわたり、三沢市総合体育館ほか市内小中学校の体育館を会場として、「みさわ七夕カップ小学生バレーボール選抜交流大会」が開催されました。

 

今回で第19回を数える本大会は、チームと選手の技術向上とともに、バレーボールを通じた選手同士の交流が大きな目的。青森県内はもちろん、岩手県や秋田県、遠くは宮城県から計46チームが参加しました。

総合体育館で行われた開会式で参加選手を歓迎した小比類巻大会長は、大会の開催趣旨を説き、「この2日間、向上心を持って臨んでほしい」とあいさつ。また、東日本大震災で被災しながらも3年振りの参加を果たしたチーム・汐見サンライズ(宮城県)を紹介し、「バレーを通じて分かち合えるのは素晴らしいこと。互いに頑張ってほしい」と全選手を激励しました。

開会式後、5つの試合会場に移動した各チームは、リーグおよびトーナメント方式で激戦を展開。練習の成果を発揮できた者、発揮できず涙を流した者、勝利の喜びを分かち合う者、敗れはしてもチームの結束の大切さを改めて感じた者…。選手によって得たものは千差万別。それでも、勝敗に関わらず、同じバレーボールに打ち込む選手としての敬意と友情を皆一様に感じていたようでした。

46チームの頂点を決するべく迎えた決勝戦は、大曲ウイングスJr.(秋田県)対木崎野小クラブ(三沢市)。敗れたチームが去った総合体育館に、選手を奮い立たせる両チーム応援団の掛け声が響きます。第1セットは双方譲らぬ一進一退の攻防戦。高レベルで繰り広げるプレーの一球一球にみなぎる気迫。一時は先行した大曲ウイングスJr.に点差を広げられるも、逆転から1セットを先取した木崎野小クラブが第2セットもリードを守り切り、見事、優勝を果たしました。これで木崎野小クラブは本大会を3連覇。最優秀選手賞を受賞した同チームキャプテンの石橋弥子さん(木崎野小6年)は、「サーブがうまく決まってよかった。3連覇できてうれしいです」と、試合後の汗を輝かせながら喜びを語っていました。