長年続く国境超えた学校間の交流。五感を通して得た貴重な体験

 

7月31日、三沢市立第五中学校の村中校長と生徒らが三沢市役所を訪れ、台北市立天母國民中學訪問についての報告を行いました。

 

国際理解学習を進める第五中学校では、台湾の台北市立天母國民中學と授業や文化体験などを通じた交流を平成12年から続けており、近年は相互に学校を訪問。昨年7月には天母國民中學の訪問団33人が三沢市を訪れました。今年は、7月25日から28日までの日程で、村中校長と6人の生徒、PTA会員らで構成する梅桜友の会・西舘会長ほか会員らの計11人の訪問団が9回目となる台北市訪問を果たし、ホームステイやさまざまな体験をしながら天母國民中學の生徒や家族らと交流。直接肌に触れる、五感を通した意義ある貴重な学習をしてきたとのことです。

村中校長が、むつ小川原地域まちづくり支援事業と梅桜友の会の支援に感謝しながら、訪問の日程を説明。その後、6人の生徒がそれぞれの体験談や感想を種市市長に報告しました。コインの切符や甘い食事に文化の違いを実感したという高山耀くんが最も驚いたのは、台北市の人々が流暢に日本語を話せたこと。「今回の体験で、日本語だけでなく複数の言語を話すことや恥ずかしがらずに人と接することなど日本人の課題を見つけることができました」と話し、大きな刺激を受けたようでした。その他にも、日本とは異なる、あるいは共通する文化や風習、歓迎してくれた台北市の人々の優しさなどを体感してきた生徒たちは皆「また行ってみたい」と話していました。

 

訪問の熱冷めやらぬ報告を受けた種市市長は、道中の苦労を労いながら生徒らを称賛。また、「台北市の手厚い歓迎はこれまでの交流の成果では」と話し、交流を続け、学校を支援してきた梅桜友の会に感謝。最後に、天母國民中學と台北市名誉市民委員から種市市長へと預かってきたお土産が、村中校長によって手渡されました。