終戦から68年。平和と繁栄築いた御霊の冥福に祈り捧げる

 

8月17日、市内浜三沢にある招和台公園で三沢市戦没者追悼式が行われました。

 

『鎮魂碑』『殉国之霊碑』などの慰霊碑が建立され、日清・日露戦争と太平洋戦争のそれぞれで尊い命を落とした273人の御霊を祀る招和台公園に、約80人の遺族をはじめ、来賓、関係者らが参列。岡三沢神楽の権現舞や浜三沢駒踊りといった郷土芸能が奉納され、国歌を斉唱した後、戦没者の冥福を祈り、会場全体で黙とうを捧げました。戦争で亡くなられた全ての人々の冥福を祈るとともに、最愛の家族を失いながらも苦難を乗り越えてきた遺族に敬意を表した種市市長は「私たちは、現在の平和と繁栄が、戦争の犠牲となられた方々とご遺族の皆さまのご苦労の上に築かれていることを決して忘れることなく、感謝の心を持って心豊かで暮らせる社会づくりに努めていかなければなりません」と式辞。また、市議会の舩見議長や青森県遺族連合会の齋藤会長、三沢市遺族会の河村会長によって追悼の言葉が捧げられ、慰霊碑前に設置された祭壇に参列者一人ひとりが献花。最後に、三川目小学校児童が鎮魂の『海鳴り太鼓』を演舞しました。今年で戦後68年。戦争を体験された方々が少なくなる中で、平和であることの尊さ、生きていることの大切さ、家族や友人と暮らせることの幸せといった私たちの日常を、改めて考える1日となりました。