三沢駅の利便性向上と活性化を目指し、地域や事業者の代表が意見を交わす

10月30日、三沢市役所内の会議室で三沢駅周辺整備基本構想検討懇談会が開催されました。

 

この懇談会は、平成24年8月7日に開催された第1回に続く2回目。鉄道やバス、タクシーなどの交通結節機能強化や交通混雑の解消、地域活性化を図る三沢駅周辺整備の基本構想を作るにあたり、特に関係の深い地元町内会や交通事業者、駅利用の6割を占める学校関係者、商工会、観光協会などの代表者で構成された委員やアドバイザーが、利用者や事業者、地域の人々にとってよりよい整備となるよう意見を交わすものです。今回の懇談会では、まず、事務局である市政策調整課などから駅周辺整備の現況と、駅利用状況調査および整備に対する利用者アンケート調査の結果を報告。また、バスターミナルや歩道の設置、商業機能の拡充、観光・物産の情報発信機能を強化する『三沢駅周辺整備基本構想(素案)』についての説明があり、出席した10人の委員とアドバイザーの小比類巻教授(八戸工業大学)は、利用者や事業者の目線から質問や提案を挙げ、意見を交わしていました。

 

今後は、三沢駅周辺に住む人々を対象とした住民説明会を11月に、インターネットなどを利用して広く意見を求めるパブリックコメントを12月に実施予定とのこと。また、三沢駅周辺整備については検討懇談会以外にも、市役所庁内メンバーによる検討チームと関係機関による連絡会議でも検討を重ねており、これらから得た意見や提案を踏まえ、平成26年1月に最期の第3回検討懇談会を開催。同年2月には『三沢駅周辺整備基本構想』を策定し、整備基本計画策定を経て、早ければ平成28年度には整備に着手するとのことです。