授粉手伝ったりんごが見事な実を結び、驚きと喜びの収穫

 

11月5日、三沢空港ターミナル敷地内で、幼稚園児によるりんごの収穫作業が行われました。

 

同施設を運営する三沢空港ターミナル株式会社では、世界初の太平洋無着陸横断飛行を成し遂げたミス・ビードル号に縁深く、青森県の特産でもあるりんごの木約20本を施設周辺に植樹。毎年、近隣市町村の幼稚園・保育所や小学校に通う子どもたちに、春の授粉と秋の収穫体験を提供しています。今年、参加したのは小松ヶ丘幼稚園(六戸町)と三沢カトリック幼稚園の園児たち。一足早く10月31日に収穫した小松ヶ丘幼稚園に続いて、この日は三沢カトリック幼稚園の年長園児40人が「紅玉」「ふじ」「ジョナゴールド」など、りんごの収穫を楽しみました。

 

天候不順や鳥害などによって数は少ないものの、例年以上に見事な実をつけた今年のりんご。5月に授粉作業を手伝った園児たちは、大きく真っ赤な実に驚き、喜び、その表情に思わず笑みをこぼす先生や施設職員。脚立にのぼったり、先生に持ち上げてもらいながら園児たちは懸命に手を伸ばし、一つまた一つと手提げ袋にりんごを入れていきました。「ぼくもう5つもとったよ!」「あたしは3つ!」。誇らしげにりんごを見せてくれる園児たちに、そのりんごをどうするのか尋ねると「おうちに持ってかえっておとうさん、おかあさんとたべる!」のだそうです。自分たちが手掛けたりんごは、きっと格別においしいことでしょう。実にほほえましい収穫作業でした。