コミュニティバスの認知度と満足度が共に増加

11月25日、今年度第2回目となる三沢市地域公共交通会議が、三沢市役所で行われました。

 

この会議は、バスや鉄道、タクシーといった公共交通機関の運営団体代表者や学識経験者らが委員となり、三沢市における公共交通機関の利用を促進するための取り組みなどを検討するもの。市立三沢病院の移転に合わせて従来運行していたバスを再編し、平成22年度からコミュニティバス『みーばす』の実証運行を開始した三沢市は、ダイヤやルートの改善、運行情報ディスプレイの整備などをしながら本格運行となった現在も利用者にとって使いやすい交通手段となるよう検証を続けています。その取り組みの一つとして、主に市北部居住者が利用する北浜木崎野線において、市街地からの利用者との格差を是正するため、今年4月から1年間の予定で販売してきたのが企画割引乗車券。事務局の報告によれば、10月に同路線利用者に対して行われた聞き取り調査の結果、販売継続を望む北部利用者の割合が過半数を越えたとのこと。販売期間終了後の対応を尋ねる委員らに、事務局からは来年度も引き続き販売する旨の説明がありました。さらに事務局は毎年、コミュニティバスの主な利用者である三沢病院来院者100人以上を対象に認知度や満足度に関するヒアリング調査を実施しており、今年の調査結果によると、昨年に比べ認知度が7パーセント、満足度が5パーセント増加したとのこと。委員から調査結果について質問の声が上がると、事務局は分析した資料などをもとに詳細な説明を行いました。