「いざという時すぐ使えるように」。地域の人々が自らの手で防災資機材を確認。

 

1月11日、桜町二丁目自主防災会が桜町地区コミュニティ集会施設で防災活動用資機材の取り扱い方法などを確認しました。

 

阪神・淡路大震災や東日本大震災で自主防災組織の必要性が叫ばれる中、桜町二丁目に住む人々で結成する町内会が母体となり、同地区に自主防災会が発足したのは平成23年11月。以降、全町内会員約140世帯が加入する同組織では、組織が円滑に機能するよう組織体制を整え、市の助成金を利用した資機材の整備、防災訓練などを行ってきました。しかし、災害時、救助や炊き出しなどの防災活動を効果的に行うには、より充実した資機材が必要。そこで、同組織は三沢市と協力し、昨年11月に財団法人自治総合センターが行う『宝くじ』助成事業へ申請。助成金200万円を利用して、防災活動に必要な資機材を同年12月に整備しました。年が明け、この日、集会施設に集まった自主防災組織の主要メンバー11人は、整備した資機材を手に取り、個数や使い方を確認。「いざという災害時にすぐ使えなければ意味がない」と、車いすや要救助者を背負うための帯をお互いの体で実際に体験し、毛布や簡易用トイレの数を数えました。これらの資機材は、集会施設に隣接する公園内に同じく整備した機材庫に保管され、災害時はもちろん、防災訓練などで活用されるとのことです。