威風堂々かつ整然。地域守る消防団が決意新たに士気高める

 

1月19日、平成26年の三沢市消防出初式が、三沢市総合体育館前幹線道路などを会場として開催されました。

 

この出初式は、「自らの地域は自ら守る」という郷土愛護精神のもと、地域の人々で結成する消防団が、その精神の確立と士気高揚を目的に開催する恒例の年頭行事。雲一つない快晴のもと、制服に身を包んだ全17分団の消防団員と消防署員、婦人防火クラブ員の計358人、消防車両等24台が総合体育館前に集結。市と消防相互応援協定を結ぶ航空自衛隊第3航空団基地業務群施設隊消防小隊と米空軍第35戦闘航空団施設中隊消防小隊も特別参加し、幹線道路に整列しました。

最初に行われた観閲式では、種市市長が全ての隊の前を歩きながら服装と車両機械器具を点検。その後、来賓や地域の人々が見守る中、山本消防団長を先頭に全参加者・車両が威風堂々と分列行進を行いました。号令に合わせて力強く腕を振り、きびきびと行進する団員たち。その雄々しく頼もしい姿に、沿道で見守った地域の大人たちは安心感を、子どもたちは憧れを抱いたことでしょう。

続いて公会堂小ホールで開催された式典では、長年にわたり消防団員として活動してきた退職団員18人に三沢市長感謝状を授与。代表者として登壇した元第9分団長の畑内文雄さんに種市市長から感謝状などが手渡されました。また、勤続5年以上で勤務成績が優秀かつ他の模範となった6人の団員に消防団長表彰が、現職消防団員が3人以上いる大久保さん家族に日本消防協会会長表彰が贈られ、それぞれ代表の山本暁朋さんと大久保俊光さんに山本消防団長から表彰状が手渡されました。種市市長は、点検や分列行進において頼もしさを感じた団員たちに「どうか一層職務の重要性を認識され、災害から市民を守るため、さらなる精進をお願いしたい」と式辞。田村消防長からは、先に行われた観閲式について「伝統誇る精鋭の面目を遺憾なく発揮したもの」との講評があり、山本消防団長は、消防団員へ感謝と敬意を伝えるとともに「安全で住みよい地域づくりのため、新たな決意を持って一層の邁進を切望します」と訓示を述べました。その後、来賓から称賛と激励込めた祝辞が贈られ、安達三沢警察署長の発声のもと参加者全員で万歳三唱。新たな一年の始まりに、自ら住む地域の人々の命や財産を守るため、消防団員たちが士気を高めました。