あふれる若い力と情熱! 高校生の手でつくる最高のライブ

 

2月9日、スカイプラザミサワ内のラスベガスホールで『パフォーマンスライブ』が開催されました。

 

この『パフォーマンスライブ』は、企画から演出、司会、出演まで全てを高校生が手掛けるエンターテインメント。当初は青森県教育委員会が主催していましたが、4回目となる今回から三沢市内の市民団体『Resonance(レゾナンス)』が高校生をサポートし、開催することとなりました。高校生と『Resonance』のスタッフによってライブハウスと化した会場には、高校生など若者を中心とした約200人が来場。三沢市を含む県南地方や青森市の高校生グループ10組が特設ステージに立ち、バンド演奏や歌、ダンスを披露しました。

迫力の演奏、美しい歌声、観客を虜にするダンスなど、高校生とは思えないパフォーマンスが続き、盛り上がる会場。しかし、このイベントで最も注目すべきはステージの裏方を高校生が中心となって仕切っているということ。今回は『Resonance』の募集に応募した三沢高校と六戸高校の生徒10人がボランティアで参加し、司会、音響、照明、ディレクターを担当。真剣な表情でステージを見つめ、タイムシートを確認しながら、プログラムに合わせて誘導したり機器を操作していました。昨年に引き続き参加した三沢高校3年の木村美月さんと柏崎杏理さんは、マイクの受け渡しや機材の移動、出演者の調整などをするディレクターを担当。仕事の難しさを感じながらも「ステージに上がる人を支えられることがうれしい」と笑顔。また、音響を担当した三沢高校1年の平内杏佳さんは、当日参加の出演者の照明演出に苦労しながらも「難しいけど楽しんでやろうと決めていました」と舞台をつくる喜びを語ってくれました。

 

サポートする大人のスタッフから現場で直接プロの技術を学び、責任感を持って皆と協力しながら一つのステージを作り上げるこのライブは「高校生のキャリア教育にもつながります」と語る『Resonance』スタッフ。これまでの取り組みから、その道の専門学校に進む生徒も生まれたとのことです。今回は、三沢高校出身で、現在は市内で歌手活動を続けているモモさんも特別出演し、オリジナル曲を中心に5曲を熱唱。バンド活動をしていた自身の高校生活を振り返り、「プロを目指すならオリジナル曲に挑戦してほしい」と未来あふれる現役高校生たちにエールを送りました。