三沢の食材を改めて見つめ直し、その生かし方を学ぶ

 

2月14日、きざん三沢で、おいらせ農業協同組合女性部が三沢の食材とその魅力の生かし方を学ぶ『みさわの食材を楽しくいただく会』を開催。関心をもつ市内外の女性、約70人が参加しました。

 

まず第1部では、 八戸市にある野菜中心の家庭料理店『ナギサカフェ』のオーナーシェフであり、数々の講演会やメディア出演、著書などでも知られるなぎさなおこ氏が『特産品を使った売れる商品づくり』について講演。「三沢の特産品やお土産と聞いて思い浮かぶもの」「自分がお土産を選ぶ基準」「三沢にはどんなお土産があったらいいと思いますか」など、参加者に問うワークショップの形式を取り入れながら、自らの取り組みや国内における特産品を使った商品開発の成功事例を紹介しました。事例やワークショップから三沢にはお土産にできる加工品が少ないことを改めて感じた参加者に氏は、購入者の心理と行動を解説。「購入者は必ずしも安いものを選ぶ訳ではなく、いいものがほしい。売る側が大切にしなければならないのは商品に期待感をもってもらうこと。住んでいる人がおいしいと感じ、愛し、口伝えに勧められるような商品が一番です」など、一つ一つが貴重なメッセージで語られる講演に、参加者は真剣な表情で聴き入っていました。その後、おいらせ農協の若崎氏が三沢の代表的な農産物を改めて説明。冷涼で火山灰土の三沢には根菜類が適していることや、ながいも、ごぼう、にんにく、にんじん、だいこんの5品目について特徴や収穫の様子などを映像で紹介しました。

続く第2部では、別室に移動し、きざん三沢のシェフがおいらせ農協提供の農産物を調理した23品目の料理とデザートの試食会を開催。メニューの一つ『北寄貝と牛蒡・長ネギパスタ』は参加者の目前でシェフたちが調理し、調理の仕方や味付けの加減などを説明しました。その後、参加者はそれぞれ料理を皿に取り分け、その味を堪能。三沢の特産物の魅力を改めて感じ、その生かし方を考える1日となりました。