43年にわたり地域の幼児教育へ尽力した『第2のお父さん』、レヴェイエ氏に感謝

 

4月22日、三沢カトリック幼稚園の元園長、アンドレ・レヴェイエ氏が市長室を訪れ、種市市長から感謝状を手渡されました。

 

カトリック教会に続いて1951年に開設された同幼稚園は、園長に歴代の教会主任司祭が就任。英語、音楽、体育を特色として、豊かな心と柔軟な体を育む幼児教育に取り組んできました。その中で7代目の園長として1971年5月に就任したアンドレ・レヴェイエ氏は、以来約43年の長きにわたって、子どもたちの育成に尽力。市勢要覧のフランス語訳など、市政にも協力してきたとのことです。種市市長と面会したレヴェイエ氏は「長い間お世話になりました。ありがとうございます」と穏やかに感謝の言葉を伝え、「三沢は私にとって一番大事な場所。落ち着いて子どもたちがのんびりと成長できる、明るく可能性のあるいいところでした」と三沢で過ごした半生を振り返りました。今後について「神様が望んでいるのは人を大事にするということ。これからは兄弟と一緒に過ごそうとカナダへ帰ることに決めました」と報告。さらに「私は日本人のおかげで非常に幸せでした。この思いは一生残り、忘れることはありません」と、その胸中を語りました。

これまで多くの子どもたちを育てたレヴェイエ氏を『第2のお父さん』と称し、「寂しくなります」と伝えた種市市長。市民を代表して感謝状を手渡し、固い握手を交わしました。