子どもの読書活動を行う意欲を高める積極的な取り組みを評価

 

4月30日、三沢市立図書館の館長である船田均氏をはじめとして図書館職員11人が種市市長を訪れ、文部科学大臣から「子どもの読書活動優秀実践図書館」として表彰されたことを報告しました。

 

平成20年度から指定管理となり、株式会社図書館流通センターが運営している三沢市立図書館では、市民に親しまれる図書館を目指してさまざまな事業を実施しています。そのなかでも特に力を入れているのが、子どもたちを対象にした取り組み。生後4カ月児健診の際に絵本をプレゼントするブックスタート事業や、主に未就学児を対象とした本の読み聞かせ、子どもが自分でテーマを決めて調べてまとめる「図書館を使った調べる学習コンクール」への参加など、子どもが成長する段階に応じて多彩な事業を展開しています。

今回の受賞で特に評価が高かったのは、ブックスタート事業と調べる学習コンクール。市と連携し平成21年度から行っているブックスタート事業は、県内でも先駆け的存在で、今や市民にもすっかり定着しているとのことです。調べる学習コンクールでは、子どもや親の頑張りに加えて図書館スタッフの支援もあり、全国大会で入賞する作品も生まれました。 

 

船田館長はこれまでの市や学校の協力に感謝しながら「この受賞を契機に、より多くの市民に信頼され親しまれる図書館になっていきたい」と抱負を述べていました。