秋の収穫を楽しみに「おいしいりんごになぁれ!」

 

5月12日、三沢カトリック幼稚園の園児たちが、三沢空港ターミナルビル周辺に植えられているりんごの木の授粉作業を体験しました。

 

主催する三沢空港ターミナル株式会社では、三沢を訪れた観光客に楽しんでほしいと、青森県の特産であり三沢にも縁の深いりんごの木を施設周辺に植樹。平成19年から毎年、市内の子どもたちに、春の授粉と秋の収穫作業を体験してもらいながら「ものづくり」の尊さと喜びを感じる機会を提供し続けています。例年にない陽気から1週間ほど時期を早めて実施した今回の授粉作業には、三沢カトリック幼稚園の年長園児43人が参加。施設職員から作業の説明を聞き、ピンク色に着色された花粉を花のめしべに付けていきました。りんごの花を初めてみる園児も多く「これがりんごになるの?」と不思議顔。それでも、施設職員や先生の「みんながしっかり花粉をつけてくれたら、きっとりっぱなりんごになるよ」との言葉に、「おいしいりんごになぁれ」と声を掛けながら約20本の木の授粉作業を終えました。「この作業は園児にとって、りんごの育ち方やハチの役割を知識だけでなく体験して学ぶ大切な機会。(脚立に上ったり場所をゆずったりと)共同作業を学ぶ機会でもあり、園児が自分で意欲をもって学ぶことにつながります」と三沢カトリック幼稚園の鈴木園長は話します。さらに園に帰ってからは体験をもとに絵を書くなどして、食育にも結び付くとのこと。園児たちと施設職員は互いに感謝の言葉を伝え、たわわに実るであろう収穫の秋に再会することを約束していました。