学校、保護者、地域に見守られ、育った児童たちの輝く姿

 

5月24日、三沢市立三川目小学校で大運動会が開催されました。

 

創立130周年を迎えた同校が、今年の運動会で掲げたスローガンは『全力尽くして優勝目指せ。一人ひとりが輝く130年目の運動会』。絶好の運動会日和となったこの日、先生・保護者が早朝から準備を整え、同校グラウンドにはお弁当を持った多くの保護者や来賓が駆けつけました。成長した姿を記憶と記録に残そうと保護者や地域の人々が見守る中で、全校41人の児童が堂々とした入場行進を披露。開会式で校長先生が「たくさんの感動を与えられるよう、最後まで力を合わせて全力で頑張ってください」と激励すると、児童たちは徒競走や障害物競走、リレー走など、たくさんの競技で生き生きとした姿や表情を見せていました。年々児童の数が減少している同校では、玉入れや綱引き競技を児童だけでなく保護者とも対戦。一生懸命な児童には大人たちもたじたじで、児童が勝つたびに歓声が上がっていました。この運動会の準備や運営はもちろん、130周年記念事業として市が学校前を舗装したり、保護者が休日に何度も学校へ足を運び花壇など整備作業をしてきたとのこと。学校と保護者、地域の人々に支えられ、明るく元気に育った児童たちの姿に、誰もが笑顔を見せた運動会でした。 

 

タイムカプセル掘り起しセレモニー

今回の大運動会では、同校130周年記念事業の一つとして、プログラムの途中に『タイムカプセル掘り起しセレモニー』を実施。関係者や保護者が見守る中、今から27年前、同校創立100周年を記念して敷地内に埋められた容器が、次々と掘り起こされました。昭和61年・62年当時に在校し、タイムカプセルを埋めた児童たちも、今やすっかり大人。開封された容器の周囲に集まると、習字や絵画、写真やおもちゃといった思い出の品がほとんどそのままの形で残っていたことに感動する元児童たち。中には当時から20年後の自分にあてた手紙も。品々に自分や同級生の名前を見つけると、手に取り懐かしそうに目を細め、当時の思い出を語り合っていました。