女性の視点からまちづくりを考え、ネットワークを広げる

 

5月30日、市民活動ネットワークセンターみさわ(そだなす館)で、『まち・きらきらセミナー』第6弾の1回目が開催されました 。

 

女性が三沢市の魅力を再発見することで、まちづくり参加へのきっかけと女性同士のネットワークをつくろうと平成21年度に始まった『まち・きらきらセミナー』。印刷物を発行したり地元食材で料理を作ったりと年度ごとにテーマや手法、メンバーを変えながら、多くの女性が参加し、これまで継続してきました。昨年度、提案された企画の一つは『きらきらキッチン』として実際に開催。三沢市に居住あるいは勤務する女性が、仕事や年齢といった垣根を越えて繋がりを築きながら「三沢市を元気にしたい」「輝かせたい」と取り組んでいます。

そして今年度は、三沢のまちをPRするために、まちづくり活動を手段として女性の人材を育成し、女性の視点を生かした情報発信の仕方を学ぼうと第6弾となる本セミナーを開催。19人が参加し、初回となったこの日は15人が出席しました。まず、一人ひとり名前や職業に「自分が思う三沢市の魅力」を一言ずつ添えて自己紹介し合ったメンバーたち。続けて、昨年度も参加したメンバーが前回提案した企画を、同じくメンバーの岩本ヤヨエさんが『三沢市協働のまちづくり市民提案事業』を活用した自身の経験を参考事例として発表しました。講師である『あおもりNPOサポートセンター』理事長の田中弘子氏は、自己紹介や事例発表を聴き「みなさん、きらきらしていてすごいですね」と称賛。男女共同参画による取り組みや自身の活動を紹介しながら、女性によるまちづくり活動のポイントを伝えました。そして最後に、ネットワークとコミュニケーション力、まちへの情熱を持ち続け、仲間と対等・平等に、頭を柔らかく楽しく続けることの大切さを説き、参加したメンバーは熱心に聞き入っていました。

 

本セミナーは8月8日までに全5回を開催予定で、今年度はぜひ企画の実践までつなげたいとのこと。主催者である三沢市広報広聴課担当者は「(本セミナーで)女性のリーダーが育ち、ネットワークを広げるなど、有意義で楽しい時間にしていただければ」と話していました。