近藤勇の様子を心配する養父の手紙を初披露

 

 

6月26日、東京都日野市にある佐藤彦五郎新選組資料館の館長、佐藤福子氏が市長室を訪れました。

 

同館は、幕末に活躍した新選組の近藤勇や土方歳三らを物心両面で支えた土方の義兄、佐藤彦五郎と新選組隊士などとの交流の品々を保存し展示している資料館。今回、7月8日から三沢市先人記念館で開催される特別企画展『新選組と廣澤安任』に出展するため、市観光協会の依頼を受けてこれまで公開したことがない収蔵資料を貸し出すこととなりました。

貸し出される資料は、京に上ったままの近藤勇を心配し、帰郷するよう説得する手紙を出すも返事がないことに困惑した勇の養父である近藤周斎が、彦五郎に意見を求めた手紙。近藤勇が親元からの手紙に返信できないほど多忙をきわめていたことを示す貴重な資料となっています。

佐藤館長は、「企画展を通して国や郷土のために決死の覚悟で戦った若人たちの生き様や、新選組と会津藩とのつながりをより多くの人に知っていただきたい」と話していました。種市市長は、協力に感謝し、「貴重な手紙なので、多くの市民に見てもらいたい。企画展も盛り上がることでしょう」と企画展の成功に期待を寄せていました。 

 

この企画展は、11月24日(月)まで開催される予定です。

 

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