「地域を元気に、笑顔にしたい」強い想いから新たなご当地ヒーロー誕生!

 

ホッキーガイ(右)を紹介する製作者の海老名保さん(中央)とホッキーガイプロジェクトの岩本ヤヨエ代表(左)

ミドリ仮面と戦うミライガー(左)

6月28日、三沢市国際交流教育センターの視聴覚ホールで、有志プロジェクトから生まれた三沢を守る新ヒーロー『海鮮野郎 ホッキーガイ』の発表会見が行われました。

 

舞台上に突如現れたのは、東北の生態系を破壊しようと企む悪の組織、ガラッシャー帝国の『ブラック ボス』と『ミドリ仮面』。おしおきをしようと『東北合神ミライガー』が奮闘しますが、武器・東北六剣を奪われてしまいます。そこに、颯爽と登場したのが『海鮮野郎 ホッキーガイ』! 必殺のマグロガンショットで怪人を倒し「青森をもっと明るく元気にするために一念発起(ほっき)です」とあいさつすると、ミライガーと来場者が新たなヒーローの誕生を祝福。記念撮影をした子どもたちは「頑張ってください」と声を掛けていました。

 

このホッキーガイの誕生は、2年前、青森県主催の人財育成セミナーで市民団体Women's Vision(ウィメンズビジョン)の代表・岩本ヤヨエ氏が株式会社『正義の味方』代表・海老名保氏の出会いから始まりました。その後、岩本氏は昨年12月、海老名氏を三沢に招き人財発掘フォーラムを開催。ワークショップの中で参加者がたくさん挙げた『三沢の宝物』から海老名氏が取り上げ生まれたのが『ホッキーガイ』です。岩本氏は地元有志(ホッキ人)を集め、ホッキーガイプロジェクトを設立。海老名氏も、その熱意に応え、ホッキ貝をはじめ三沢の特産・特徴を込めた『ホッキーガイ』をデザインから衣装、小物に至るまで手作りで完成させたとのことです。この日、舞台上で『ホッキーガイ』を紹介した岩本氏は、集まった来場者に感謝しながら「皆さんに親しまれ愛されるように一生懸命活動していきたい。地域にたくさん笑顔が増えることを願っています。もっともっと、三沢を青森を東北を元気にしたいです」と決意を語りました。また、地元秋田県民から愛される『超神ネイガー』や東日本大震災からの復興の願い込めた『東北合神ミライガー』など、数々のご当地ヒーローを誕生させてきた海老名氏もあいさつ。自身の経験や『ホッキーガイ』に込めた想いを語り「これまで最も力になったのは、地元の人々の笑顔と子どもたちの声援。地元を楽しくしたいという有志と一緒に生み出したヒーローがこれからどのように広がっていくのか、皆さんとその世界を共有できることを心から楽しみにしています」とエールを送りました。

 

発表会見後は、岩本氏と海老名氏をパネリストにシンポジウム『ローカルヒーローは地域を救う』を開催。来場者が記入したアンケートの結果をもとに、『ホッキーガイ』の在り方や今後の活動について意見を交わしました。

ホッキーガイのプロフィール

出身地は三沢市の淋代海岸。同海岸から出発し、世界初の太平洋無着陸横断飛行を成し遂げたミス・ビードル号などの話を祖父から聞き、アメリカに憧れを抱く。好きな映画である『ロッキー』に憧れてボクシングを習得。強い心と体を身に付け、三沢の人が愛しているものや親しんでいるもの、大切にしているもの、夢や希望を奪おうとする悪者から三沢を守るヒーローとして立ち上がった。普段(主に土日)は三沢の商店街などをパトロールし、人々の笑顔を見守っている。

 

東北合神ミライガー公式サイトでホッキーガイが紹介されています。

岩本代表を囲むホッキーガイ(左)とミライガー(右)

子どもたちと記念撮影するホッキーガイ

会見後に開かれたシンポジウム