熱気と歓声に包まれた「高齢者の大運動会」で輝く地域の宝

 6月27日、三沢市総合体育館を会場に、市老人クラブ連合会が主催する健康スポーツ大会が開催されました。

65歳から加入できる老人クラブは、高齢者による高齢者のための自主組織。生きがいや健康の保持、地域社会への積極的参加、会員同士の親睦などを目的に、市内では現在38のクラブが活動しています。その市内老人クラブが一堂に会し、健康増進や親睦・交流はもちろん、高齢者が元気で活動していることを広く知ってもらおうと毎年開催され続けているのがこのスポーツ大会。40回目を迎えた今回も、38クラブ計約500人の高齢者が元気な姿で集まりました。大会競技は午前と午後の部を合わせて9種目。パイプの先に乗せたゴルフボールを落とさないように速さを競う『ゴルフボールパイプリレー』や草履を釣り上げる『魚釣りリレー』、座った状態から足だけでビール瓶を起こす『はしご酒リレー』など、趣向はさまざまですが、いずれも手足の操作やバランス感覚が必要とされ、介護予防につながっているとのことです。また、全部で6つのチームに分かれて競った参加者たちは、控え場所から手を振り声を上げ、出場選手を応援。仲間たちの好プレーや珍プレーに、心からの笑顔を見せていました。豊富な知識と経験を持つ高齢者は地域の宝。熱気と歓声に包まれた会場で「まだまだ若い者には負けていられない」と言わんばかりに、元気な姿を輝かせていました。