14年目を迎えた交流事業。食事や授業を通して文化の違いを知る

7月14日、台北市立天母國民中学の訪日団が、同校と交流事業を続ける三沢市立第五中学校を訪問しました。

天母國民中学と第五中の交流が始まったのは平成12年。当時の第五中・楢崎校長の強い想いから、台湾の天母國民中学との相互訪問が実現し、平成13年には姉妹校に。以来、両校のPTA会員らが作る『梅桜友の会』に支えられながら、相互に訪問を重ね、文化や授業の体験を通して理解を深める交流事業を続けています。

そして14年目を迎えた今年は、天母國民中学の生徒26人を含む総勢40人の訪日団が第五中学校を訪問。全校生徒、教職員、PTA会員による手厚い歓迎を受けました。同校体育館で行われた歓迎式典の中では、第五中学校の佐々木校長と天母國民中学の林美雲校長があいさつ。互いへの感謝と交流の成果に期待を込めて言葉を交わし、記念品を交換しました。また、第五中学校生徒がソーランと合唱のアトラクションをプレゼントすると、天母國民中学生もタップダンスを披露。その後は、天母國民中学生徒が第五中の全クラスに分かれて、一緒に給食を食べました。第五中2年の小島礼乃さんは、隣に座った廖さんと、台北市の建物や年齢、好きなアニメやスポーツなどについて英語で会話。「(英語は)わかるところもあったけど、わからないほうが多かったです。言葉が通じないと大変だなって思いました」と感想を話していました。

訪日団はこの日、県立三沢商業高校を見学した後、第五中PTAの家庭にホームステイ。翌15日は、種市市長のもとを表敬訪問してから、第五中学校で日本文化・授業などを体験し、16日に三沢市を離れる予定です。