市公園緑化公社の熱意と努力が甦えらせたホタルの光

 

7月19日、三沢公園で『ホタル観賞会』が開催されました。

 

市内の公園や街路樹などを維持管理する一般財団法人 三沢市公園緑化公社では、平成13年に三沢公園の小川などを整備。平成18年からホタルの飼育を始めました。試行錯誤を繰り返しながらも、公社職員は毎年飼育した約30匹を同公園に放流。そして観賞会ができるほど数が増えた平成23年、ホタルをとおして水や自然、生命の大切さを伝え、環境を守る意識を持ってもらおうと、初めてこの観賞会を開催しました。以降、ホタルの数を少しずつ増やしながら観賞会を毎年継続。今では見ることの少なくなったホタルの光を求める参加者は、年々増え続けています。

4回目となったこの日も、200人を超える人々が三沢公園に来場。三沢公園に生息するヘイケボタルの特徴や雌雄による発光の違い、観賞の注意事項など、公社担当者から説明を受け、ホタルが生息する公園内ひょうたん池へ移動しました。真っ暗な水辺で幻想的な光を放つホタルに、喜びの声をあげる子どもたち。年配の参加者も、ホタルがたくさん生息していた昔を思い出し、目を細めていました。 

三沢公園のホタルは、天候や気温にも左右されますが、7月中旬から下旬まで観賞できるとのこと。観賞の際には、多くの人が苦労して繁殖させたホタルを大切に、マナーを守ってご覧ください。

 

ホタルを観賞する際の注意事項
  • ホタルをつかまえないこと、ごみを捨てないこと
  • 観賞する場所までたどり着いたらライト等は消す
  • 虫よけスプレーは、駐車場などホタルがいる場所から離れた場所で使うこと
  • 写真を撮るときは、フラッシュなどは使わない(※フラッシュを使ってもホタルの光は写りません)
  • 観察場所付近は街灯を消灯しているので足元に気を付けましょう
  • ホタルのほかに蛇などもいるので、草むらには入らないようにしましょう