内外に『北部』の魅力を伝え、「いつまでも絶えず続く」地域を目指す

 

8月15日、谷地頭農民研修所で『日米交流となみ盆踊り大会』が開催されました。

小川原湖や仏沼、道の駅といった豊かな自然環境と観光資源を持ちながら人口は減少、過疎化が進む三沢市の北部地域。人口増加の妨げとなる課題を自ら解決しようと、産直友の会や『やるべ~会』、谷地頭町内会、北部地区町内会連絡協議会など地域の人々と市・県がメンバーとなり、平成22年に北三沢地区コミュニティ活性化協議会を発足。公共交通や悪臭、買い物の不便さなどの問題とともに、閉鎖的になりつつあるコミュニティーを活性化しようと取り組んでいます。その活動の一つが、この盆踊り大会。日本文化の盆踊りを通して外国人と国際交流を図りながら北部地域の魅力を伝え、地域の人々にも地元の魅力を再認識してもらおうと、昨年に引き続き開催しました。

あいにくの雨で、当初予定していた道の駅みさわ斗南藩記念観光村から谷地頭農民研修所へ会場を変更したにもかかわらず、北部地域の人々約30人と三沢市国際交流教育センターで日本語を学ぶ外国人23人が参加。おそろいの半被を着て、肉やじゃがいものバーベキュー、カラオケなどを楽しみました。多少言葉が通じなくなくても積極的に話し掛け合う参加者たちは、すぐに打ち解け、歓声と拍手に沸く会場。メーンイベントでは、日米参加者が交互に連なり会場を囲む大きな輪となって『三沢音頭』と『八幡馬』を踊りました。外国人参加者は「食べ物はおいしく、カラオケなども楽しかった。何よりも、地域の皆さんのもてなしが素晴らしかった」と絶賛。日米参加者のあふれる笑顔の中で、北三沢地区コミュニティ活性化協議会の織笠幸子会長は「北部地域は自然も観光資源など魅力ある地域ですが、人がいなければ何もできません。目標は活動を続け、北部に定住する人が増やすこと。若者を中心に人が増え、いつまでも絶えず続いていく地域になってほしい」と話していました。