救命救急の知識や経験を生かし、連携プレーで人命を救助

 

ユニバース三沢堀口店駐車場に倒れていた男性を、三沢市に帰省中の高橋知花さんとおいらせ町在住の前田秀人さん・みさとさん親子、三沢市消防職員 吉田泰嘉さん、株式会社ユニバースのスタッフが救助。その功労を讃え、9月11日に三沢市消防本部で表彰状が授与されました。

事件が起こったのは、今年8月11日の15時49分頃。高橋知花さんが、同店駐車場で倒れている男性を最初に発見しました。男性に意識がないことを確認した高橋さんは、携帯電話で119番通報。たまたま家族で買い物中だった前田秀人さんが、店内に設置されていたAEDを男性に装着し、ショックを実施。看護師でもある娘のみさとさんは、人工呼吸などを行いました。また、非番で同じく買い物中だった市消防職員の吉田泰嘉さんが、店内放送から現場に駆け付け、男性に胸部圧迫を実施。これら必死の救命活動は、現場に救急車が到着するまで続けられたとのことです。その後、救急車内で脈拍と自発呼吸が確認された男性はドクターヘリで八戸市民病院へ搬送。一命を取り留めました。

現役自衛官であり昨年10月に市の救命講習を受けていた前田秀人さんと看護師のみさとさん、救命士の資格を持つ吉田さん、高橋さん、ユニバース三沢堀口店に勤務するスタッフの必死の連携によって救われた尊い命。表彰状を手渡した葛西消防長は、今回の救命活動について「早期に発見、処置、搬送され、それぞれの行動がチームプレーとして成り立ったことが救命の要因になったのでは。素晴らしいことです」と称賛。また、誰でも身近に起こり得る事態の危険性を指摘しながら、「救命の知識や技術を身に付けることで救える命があります。ぜひ、多くのみなさんに、救命講習や救急フェアなどに参加していただきたい」と話していました。

※画像は前列左から、ユニバース三沢堀口店の起田幸仁店長、前田秀人さん、前田みさとさん、吉田泰嘉さん