家事や子育てへの関わりを見つめ直し、深まる家族への愛情

 

9月27日、三沢市働く婦人の家で『イクメン・カジダン講座』が開催されました。

「子育ては、期間限定の特権。パパが育児や家事を楽しみながらできるようになれば、家庭には笑顔が絶えず、見ている周りも幸せに」。そんな家庭を増やそうと、市民団体WOMEN'S VISION(ウィメンズヴィジョン)が市協働のまちづくり市民提案事業の一つとして実施したイクメン・カジダン(育児・家事をする男性)養成講座に、5組の父子など13人が参加しました。

講座の前半、午前中は調理実習。八戸市にある『cafe Mela Rosa』主宰で管理栄養士や食生活アドバイザー、食育インストラクターとしても活躍する奥山綾乃さんが講師を務め、ハンバーグをパンケーキで挟んだ『パンケーキバーガー』と『簡単コーンスープ』、『白玉フルーツポンチ』の『パパッとランチ』作りに参加者が挑戦! 料理初心者でも比較的簡単に作ることができるメニューを親子協力して作りました。普段から家事をしているパパが多く、子どもに教えながら手早く作業を進める今回のパパたち。それでも、栄養を考えハンバーグにみじん切りのゴボウを加えたりパンケーキにヨーグルトを混ぜさっぱり風味にしたりと、食べる家族を思った一工夫や、さらにおいしく効率よく調理するコツなどを講師から学んでいました。

それぞれおいしそうに完成した料理を昼食として食べた後、午後は会場を別室に移してセミナーを開催。NPO法人コヂカラ・ニッポンの代表理事でありNPO法人ファザーリング・ジャパン理事の川島高之さんが『妻と子どもに"モテる"パパになる!』と題して講演しました。川島さんは、男性が家事・子育てを楽しみながら積極的に行うことで、妻や子ども、自身にもたらすさまざまな変化を解説。さらに、仕事や地域社会との関わりにも好影響を及ぼすことなど、イクメン・カジダンの魅力を伝えました。最後には参加したパパが妻や子どもに向けた『イクメン・イキメン・カジメン』宣言を発表。講座を通して見つめ直した家族への想いを語り、さらに参加したパパ同士、日頃の悩みや考えなどを語り合っていました。