元気で明るく団結力強い2年4組が贈った努力の結晶

11月18日、青森県立三沢商業高等学校2年4組の代表生徒と担任の石田真先生が、三沢市総合社会福祉センターを訪問。同施設内にある三沢市社会福祉協議会の『愛の輪基金』へ車椅子などを寄付しました。

『愛の輪基金』は、三沢市社会福祉協議会に寄せられた寄付を積み立て、社会福祉向上のためのさまざまな事業に役立てている基金。三沢商業高校では昭和47年から同基金への寄付を始め、今回で19回目。近年はその年の2年生がチャリティーバザーで得た収益金を寄付し続け、前年までの総額は64万円を超えています。今年は、2年4組40人が三沢市内の商店街等店舗をまわって衣類や食器など寄付を募り、10月4日・5日に開催された同校文化祭『三商祭』でチャリティー販売。その収益金5万4千円の中から購入した車いす1台と、残りの約3万円を『愛の輪基金』へ寄付しました。

この日、チャリティーバザー全体の士気を高めてきた『社長』冨田尭(とおい)君と『副社長』久保田恭平君、久保田愛梨さんが、同校2年4組を代表して車いすを寄付。いつも明るく元気があり、強い団結力を持っているという同クラスは、今回の取り組みでも、商店街への寄付のお願いから販売までほぼ全てを率先して行ったとのことです。車いすを手渡し「みんなひとりひとり自分の仕事をやってきたのでよかった」と話す冨田君。他の2人も、努力が形となった車いすに感動し、喜びの笑顔をみせていました。この車いすは、必要とする人に三沢市社会福祉協議会から無料で貸し出されるとのこと。車いすを受け取った同協議会の黒田会長は「本当にありがたく思います。責任を持って有意義に使わせていただきます」と感謝の思いを伝えていました。