積み重ねた努力が実り「全国」を舞台に大活躍! 喜びに輝く若者の笑顔

 

12月22日、青森県立三沢商業高等学校の山口章校長と珠算部および吹奏楽部の顧問、部員が三沢市役所を訪問。それぞれの活動における全国大会での入賞を種市市長へ報告しました。

 

悲願の日本一を達成

同校珠算部の酒田佳旺さん(1年)、蓬畑実紗さん(1年)、榊咲花さん(2年)は、10月19日に全国各地で一斉に開催された全日本通信珠算競技大会へ出場。青森県会場の古牧温泉青森屋で、日本最大・最難関と言われる珠算大会の高校生部門統一問題(かけ算、わり算、見取算、見取暗算)に挑み、団体優勝を果たしました。日頃から日本一を獲るために練習し続けてきたという同部。特にこの3人は、部活が休みの日も珠算塾に通い、練習を積み重ね、乗り越えてきたとのことです。本大会での団体優勝は県内で2校目。長年上位に入賞してきた同校珠算部の悲願でもあり、初めての快挙となります。また、個人でも酒田さんが6位、蓬畑さんが9位、榊さんが13位と、いずれも上位に入賞。三沢商業高校珠算部のレベルの高さを全国に知らしめました。

見事、日本一となった同校珠算部に、種市市長から三沢市特別賞を授与。代表して受け取った榊さんは「この3人ならまた来年も全国優勝できると思うので、この冬からまた練習していきたいです」と力強く話していました。

 

部員全員の演奏・演技で東北地区最高評価の銀賞受賞

一方、同校吹奏楽部は県内有数の実力を持ち、地域イベントなどに多数参加。さらには毎年、吹奏楽と並行してマーチングバンドに取り組んでいます。隊列を自在に組み変えながら体と楽器を使った繊細かつ大胆な演奏・演技で観客に大きな感動を与えるマーチングですが、演者にとっては至難の業。同部は『津軽の夏-NEBUTA-』をテーマに、約60人の部員全員で、暑い夏も寒い冬も、吹奏楽部とは思えない厳しい練習を重ねてきました。そして、県・東北大会では金賞を受賞し、12月14日にさいたまスーパーアリーナで開催された第42回マーチングバンド全国大会へ東北地区代表の1校として出場。全国から強豪校が集まる大舞台で見事な演奏・演技を披露し、高等学校・マーチング部門(中編成)で銀賞に入賞しました。

この日は、部長の山白七海さん(3年)とマーチングリーダーの柿本拓朗君(3年)、同じく副リーダーの阿部希実さんが、大会に出場した62人の全部員を代表して訪問。全国大会に出場した東北地区代表の中では三沢商業高校が最も高い評価を獲得したとのことで、柿本君は「練習してきたことをそのまま本番で演奏・演技できて満足しています」と喜びを語っていました。

 

両部から大会の報告とともに練習の様子などを聞いた種市市長は、その活躍を絶賛。「みなさんの誇りは私の誇りにもなります」と話し、部員と指導者の努力を労いながら、喜びと感謝の思いを伝えました。