子どもたちが自ら企画・運営する研修会。屋外に飛び出し冬の自然の魅力を知る

 

1月9日から11日までの3日間にわたり、小川原湖青年の家で三沢市ジュニアリーダー冬季研修会が行われました。

毎年冬と夏の2回、小川原湖青年の家で実施されるこの研修会には、市内の主に4~6年生児童数十人が参加。2泊3日の間、さまざまな創作・体験活動や寝食を他の参加者と共にしながら、団体行動や規律・道徳などを学びます。その企画、運営を行う中心的存在は、かつてこの研修を受けた10人の中学生たち。彼らはジュニアリーダーと呼ばれ、大人の支援を受けながら的確に指導。さらに、親しみやすく声をかけ、参加児童のやる気を引き出すことで、効果的に学べる環境を作り出しています。今回参加したのは、これから新たに同研修会の実施を目指す六戸町も含めた43人の児童。ミサンガ作りや体を使ったゲーム、ダンスなど多彩な日程の中、10日の午前は小川原湖自然楽校の相馬氏を講師に迎え、フィールドワークを行いました。防寒具に身を包んだ参加者やジュニアリーダーを前に、相馬氏は「四季豊かな日本には、夏に夏の、冬には冬の楽しみ方があります」と話し、施設周辺を散策。積もった雪に残るウサギやリスなど野生動物の足跡や、冬ならではの植物の姿などを児童らに見せながら解説し、その魅力を伝えていました。