新年最初の席書大会、画仙紙に走らせる渾身の一筆

 

1月11日、三沢市武道館の競技場を会場に、第47回目となる日本習字青森県書初席書大会が開催されました。

 

日本習字教育財団上十三支部会が開催するこの大会は今や全国各地で開催され、毎年約3500人もの人々が参加。しかし、青森県大会はその歴史が最も古く、他地域の元になった存在とのことです。その大会に、今年も上十三支部35教室の中から28教室に通う老若男女、約300人が参加しました。

開会式では、同支部会の澤居武義会長が主催者を代表してあいさつ。長年にわたり大会開催を支える関係者に感謝しながら、「今まで一生懸命練習した成果をお父さん、お母さんの前で書き上げてください」と参加者を激励しました。その後、参加者は幼年、小・中学校各学年、成年の部門に分かれ、制限時間30分の中で課題とされた文字の作品を製作。真っ白な画仙紙を前にまず目を閉じ集中すると、これまで重ねてきた練習を思い出しながら、渾身の一筆を慎重に進めていきました。書き終えた参加者はいくつかの作品のうち出来の良いものを提出し、審査員が審査。その後、優秀作品を含む全作品が会場内に掲示され、参加者は自分の作品と見比べながら、さらなる技術向上に意欲を高めていました。