国際基準で安全かつ高品質な食肉処理であることの認証を受け、喜びと決意

 

2月9日、一般財団法人 三沢畜産公社の別部辰哉理事長、宮古健一常務理事兼事務局長らが市長室を訪れ、三沢市食肉処理センターのSQF認証取得を種市市長へ報告しました。

 

「安全で高品質な食品(Safe Quality Food)」を意味するSQFは、食品の安全と品質を確保するため設けられた製造過程・製品を認証する国際基準。同センターでは平成23年度に大規模改修を行ったときからHACCP(食品製造中に潜む危害要因を科学的に分析し防止する行程を実施・記録する方法)対応の設備を導入し、設備の消毒などで危険因子を排除。その実践・記録を徹底することで食肉処理の衛生管理体制強化を目指してきました。そして今回、3段階に分かれた認証レベルの『レベル2』(認証済みHACCPプラン及び食品安全プラン)を取得。同センターの食肉処理が、国際基準で安全かつ高品質であることを認証機関(SGSジャパン)によって認定されたことになります。

国内最大級の食肉処理能力を持つ三沢市食肉処理センターでは現在、年間約40万頭の豚を処理。出来上がった枝肉の主な出荷先である誘致企業・スターゼンミートプロセッサー株式会社は、既により高度な『レベル3』を取得しています。種市市長に報告した別部理事長は、喜びとともに「食肉処理センターの安全・高品質が認証されたことによって、(スターゼンミートプロセッサー社の製造する)加工品がより広い販売ルートを獲得。生産者の出荷量増加につながるのでは」と期待。一方、宮古常務兼理事は「これはスタートです。この高い品質でのやり方を守っていくことが大切」と決意を改めていました。