友好関係の維持・発展へ向けて情報を共有し、課題解決へ協力

 

2月27日、三沢市国際交流教育センターで、三沢市と三沢基地米軍との連絡協議会が開催されました。

 

三沢市-三沢基地米軍間で発生する諸問題に関する情報交換と、相互に関わる問題について話し合うこの協議会は、基地の中と外を交互に会場として毎年開催。今回は、市側として種市一正市長はじめ米田副市長、小比類巻市議会議長、航空自衛隊第三航空団司令兼三沢基地司令の井上空将補、東北防衛局三沢防衛事務所の後藤所長らが、米軍からは第35戦闘航空団司令官兼米軍三沢基地司令官のティモシー J.サンドヴァル大佐や米海軍三沢航空基地隊司令のキース M.ヘンリー大佐ほか幹部が出席。航空自衛隊幹部や市部課長などオブザーバーを含め、約50人が参加しました。

議事では、市側が3つの案件を要望。サンドヴァル大佐は、市が開催するイングリッシュキャンプ開催への米軍の全面的な協力を約束。在日米軍による勤務時間外行動指針(リバティ制度)の周知徹底に関しては、飲食店組合等と話し合い、米軍人の夜間外出規制について司令官名で文書を作成し徹底を図る旨の回答がありました。また、市内各種イベントポスター等の基地内設置についても快諾。サンドヴァル大佐は「市との友好関係を維持・発展させるために互いに協力・交流し合うことが大切。さまざまな媒体を利用して広く基地内への周知を図りたい」と話し、協力を申し出ました。

さらに、サンドヴァル大佐は就任してからの7カ月を振り返り、地域や関係者の協力・理解に感謝。『日本国内で最良』と称賛した市と米軍の関係を維持・発展させることを強く希望した上で、米軍兵士による事件に言及し、再発防止および信頼回復への決意を改めて伝えました。その後、さまざまな情報交換などがあり、最後に種市市長があいさつ。「友好関係を深めるため、これからもお互いに連携しながら情報交換を密にしていきたい」と話し、サンドヴァル大佐と固い握手を交わしました。