新入生全員で日商簿記2級合格を目指す最先端教育システム

 

3月24日、青森県立三沢商業高等学校で、平成27年度の入学候補者説明会に合わせてSAH(スーパー・アカウンティング・ハイスクール)の認定式が行われました。 

 

SAHは一般財団法人 日本商業教育振興会と高崎商科大学経理研究所が指定・支援する、簿記の最先端教育。三沢商業高等学校は既に同財団・同大学と連携し、志望者が高校3年間で日商簿記1級取得を目指すHaul-A(ホールエー)プロジェクトに取り組んでいますが、簿記教育の環境をさらに充実。今年1月、同校以外では全国でも2校のみのSAH指定を受けました。SAHの特長は大きく3つ。まず、パソコンやスマートフォンなどを使ってインターネットによるカリスマ公認会計士のビデオ授業を24時間いつでも繰り返し視聴できること。次に、生徒の質問へ公認会計士がわかりやすく回答してくれる専用ページがインターネット上に設けられること。さらに、Haul-Aプロジェクトへ参加し日商簿記1級相当の能力が認められれば、高崎商科大学へ4年間の授業料免除などさまざまな特典ある特待生として迎えられることなどです。高崎商科大学では、SAH指定を受けた同校平成27年度新入生のために特待生枠を30人まで拡大。新入生160人が日商簿記2級取得、さらにその先を目指すための環境が整えられました。

この日、入学候補者へSAHの魅力を説明した同校の山口章校長は「後は皆さんのやる気だけです。最大限に活用してください」とエール。さらに高崎商科大学の渕上勇次郎学長も激励の言葉を贈り、SAH指定書を山口校長へと手渡しました。その後は、カリスマ公認会計士と呼ばれる同大学経理研究所主任の小島一富士氏が『三商生にとっての武器を身につけよう』と題して講演。「簿記とは具体的にどのようなものか」「いかに社会で役立つか」、その必要性などを身近な事例を挙げながら説明しました。また、講演後、新入生全員にインターネットを通じて授業を視聴するためのパスワードを交付。日商簿記2級取得に向けて歩み始めました。