春の火災予防運動。火災には気をつけましょう!

 

 

4月12日から19日までの8日間、『平成27年春の火災予防運動』が実施されます。初日にあたる12日、市内消防団全17分団が消防本部に集まり消防団機械器具点検が行われました。


 各分団の消防車両の前に整列する分団員は、凛とした表情で車両や装備を点検。異常がないことを畑中直人消防団長に報告しました。畑中消防団長は団員を前に訓示。空気が乾燥し火災が発生しやすく、市内でも林野火災が発生していることから火の取り扱いについて十分な注意喚起をするよう伝えました。

 この後、消防本部2階で消防協力者表彰式が行われ、平成26年11月に松園町一丁目で発生した建物火災に、自宅の消火器を持って初期消火に駆け付けた中沢正隆さん(67)が表彰されました。松園町は住宅密集地であり初期消火が重要だったとのことで、この行動は延焼防止に大いに効果を発揮しました。中沢さんが表彰されるのは今回が2回目。前回は火災を見つけ、いち早く通報したことで表彰されています。どちらも「無我夢中で行動した」と話す中沢さんの勇気と行動に、葛西消防長からは惜しみない感謝の言葉が伝えられました。

  表彰式終了後は、一人暮らしの高齢者宅で住宅用火災警報器の取り付けが行われました。寝室に設置することで火災発生時の逃げ遅れ防止に役立つことが期待されます。

 

 市では平成13年度から1人暮らし高齢者家庭に対して、防火指導とあわせ住宅用火災警報器の無償支給を行うなど火災予防の普及に取り組んでいます。今後も火災警報器や施設の見回りなど、精力的な調査・指導を行うとのこと。皆さんも火の取り扱いには十分に注意しましょう。