平成27年春の火災予防運動 ~ 消防長特別査察

 

 

 4月15日、本年3月にオープンした『特別養護老人ホーム うるわしの杜』で、消防用設備の設置や避難経路の確保状況について、市消防本部の葛西消防長が点検作業を行いました。

 

これは、消防長による特別査察として4月12日(日)から4月19日(日)まで実施されている『平成27年 春の火災予防運動』の一環として行われたもので、届出書類の確認後、施設内の消火器、消火栓やスプリンクラーなどが施設の規模に対応しているかなどを消防長自ら確認しました。

同施設では、環境への配慮から給湯や空調設備にペレット燃料を用いており、燃焼後の灰の管理についても指導がありました。

査察後、葛西消防長は防火設備は施設に適応していると前置きしたうえで「設備の点検、避難訓練やスタッフへの指導を定期的に行ってほしい」と防火意識の重要さについて呼びかけ。これを受け防火管理者の藤嶋弘毅さんは、「入所者に安心して過ごしてもらうため、防火対策に取り組みたい」と力強く語っていました。

 

近年、老人福祉施設の火災事故によって、高齢者が逃げ遅れて犠牲となる事故が発生していることから、市消防本部では、一般住宅への火災報知器の設置などとあわせ、福祉施設などの火災対策に力を入れています。