平成生まれの子どもたちが昭和の香りいっぱいの『おらどの家』を見学

 

 

11月25日、六川目4丁目の「おらどの家」を、おおぞら小学校3年生の18名と教員2名が見学しました。

「おらどの家」は同地区の一戸実さんの敷地内にあり、一戸さんが以前住んでいた家を移動させたもの。家のなかには、薪ストーブや囲炉裏が置かれ、昔懐かしい薪の焼ける臭いが漂います。また、旧型の電話機をはじめ、昭和の香りが漂うアイテムが満載。一度中に入ると、まるで昭和の時代にタイムスリップしたような感覚を受けます。

先月には、おおぞら小学校内で、東日本大震災の写真パネルを展示するなど、同小学校と関わり合いの深い一戸さん。この日訪れた児童とも気さくに話す間柄です。

生徒たちは、一戸さんが子どものころ、この家でどの様に過ごしたかなどを説明すると、次々に質問。目を輝かせて一戸さんの話に聞き入っていました。

この後、児童らは敷地内で「ビー玉」、「めんこ」、「竹馬」、「輪回し」などを体験。年配の世代が子どもの頃に当たり前のように遊んだものが、今の子どもたちにとっては新鮮でたまりません。

一戸さんは毎年、おおぞら小学校の児童を招き、この活動を行っています。継続して活動を続ける理由については、「子どもたちに地域の歴史を知ってもらえるのが楽しい。そして愛着を持ってもらえるのが嬉しい」と話してくれました。 

帰り際、「また遊びに来るからね」と笑顔で話しかける児童に、こちらも笑顔で「待ってるよ」と応える一戸さん。「おらどの家」は、まさに地域の絆が結ばれる、地域に愛される場所でした。