農業のハローワーク、開設

 2月22日、種市市長と三田農業委員会会長の手によって、農業委員会事務局に「アグリ・ハローワーク」の看板が設置されました。

 これまで農業委員会では、近年増加している遊休農地を有効利用するために、規模拡大を志向する農業者や新たに農業参入を希望する方などに農地の賃借やあっせんによる売買相談などを行ってきました。

 しかし、改正農地法の施工により、さらなる遊休農地の解消が求められていることから、それらの業務を一層強化し、農地活用のハローワークともいうべき「アグリ・ハローワーク」を設置して、農地の所有者と利用者双方のニーズに合った農地活用を図ることとしたものです。

 また、この日開催された農業委員会総会において、農地の取得要件の下限面積を「50a以上」から「10a以上」に引き下げ、新規就農者を誘導するよう決定されました。

 看板設置後、種市市長は「積極的に農業をやりたくても、手続きがスムーズにできずに困っている人もいる。アグリ・ハローワークによって個々の農地の実情をしっかりと把握し、円滑な手続きが行われることで農地が効率よく活用され、農業振興につながってほしい」と期待を寄せました。