音楽をつくる喜びをプロフェッショナルから学ぶ

 

12月5日、三沢市公会堂小ホールにて市民団体『MISAWA MUSIC LOVERS』主催による『音楽ワークショップvol.3』が開催されました。
ワークショップは、ボーカル・ギター・ベースそれぞれの講師を招いて、エントリーした生徒がプロのテクニックや演奏のコツを学び、その成果をライブ発表するというものです。
講師には、シンガーソングライターの坂本サトルさんやMOMOさんをはじめ、音楽業界の第一線で活動するプロフェッショナルが集結。参加した4名の生徒たちは、本番前日の4日からマンツーマンレッスンを受け、その集大成を5日、会場に集まった約140人のライブ観覧者の前で披露しました。レベルアップしたパフォーマンスで観客を沸かせ、会場は大きな拍手と笑顔に包まれました。ボーカルレッスンに参加した鈴木友紀子さん(41)は、「プロ目線からのアドバイスを受け、ステージに立つことへの意識が変わり、楽しく歌うことができた。」と話していました。
このほかにも「お楽しみツアー」と称し、バイオリニスト 鹿嶋 静さんによる”楽器を使わない曲づくり”ワークショップや、普段見ることのできない音響・照明・ステージづくりの見学会が開催されました。それぞれの分野のエキスパートからの話を交えながら、ひとつのステージがたくさんのスタッフによって作り上げられている様子を見せることで、舞台裏からも音楽に触れられる濃密なワークショップとなりました。

このワークショップは、“音楽などで活躍したいと願う若者たちが東京を目指し地元を離れてしまう現状を変えたい、三沢に居ながらにして活動ができる環境を作りたい”という想いのもと企画されているもので今回が3回目の開催となりました。ワークショップを終え、MISAWA MUSIC LOVERS代表の長堀 晶氏は、「参加した生徒をはじめ、ライブを見に来てくださった方々からも”良いワークショップだった”と言っていただき嬉しく思っています。イベントのコンセプトや目的を地域に浸透させて行く為には、形を変えながら継続して実施していく事が必要だと考えています。」と述べ、今後の活動への意欲を示していました。