平成27年三沢市議会第1回定例会において所信を述べた概要です。

 本日ここに平成27年三沢市議会第1回定例会が開催されるにあたり、御審議いただきます平成27年度一般会計予算をはじめとする各議案の御説明に先立ち、私の市政運営に関する基本姿勢とその所信を申し上げ、議員各位をはじめ市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
 私は、市長就任以来、「住んでよかった」、「これからも住み続けたい」と実感できる魅力あるまちづくりのため、独掌不鳴の精神で「協働」と「市民参画」をキーワードに、議員各位をはじめ市民の皆様の温かい御支援と御協力をいただきながら「人とまち みんなで創る 国際文化都市」を目指し、市政運営に全力を傾注してまいりました。
 そして、平成20年度にスタートいたしました「人とまち みんなで創る 国際文化都市」を基本理念とする「三沢市総合振興計画」が10年計画の8年目となり、その計画を具現化することにより市民の皆様の負託に応えてまいりたいと考えております。
 どうか市民の皆様並びに議員各位におかれましては、引き続き市政運営に御支援と御協力を賜りたいと存じます。

三沢市一般会計予算概要

 それでは、議案第1号平成27年度三沢市一般会計予算について、その概要を御説明申し上げます。
 わが国の経済動向は、個人消費などに弱さがみられるものの緩やかな景気回復基調が続いており、先行きについても雇用や所得環境などの改善が続くなかで、各種施策の効果により景気が引き続き緩やかに回復していくことが期待されております。
 こうした中、国は今年度補正予算に消費喚起策としてプレミアム商品券の発行等を、また、平成27年度一般会計予算案に子ども・子育て支援新制度、介護保険制度の改正、地方創生交付金等を盛り込み経済再生と財政再建の両立を実現する予算編成を行い、一般会計予算案は前年度当初予算に比べ0.5%増の96兆3,420億円となったところであります。
 一方、当市の財政状況は社会保障関連経費の増加傾向に加え、市税等の自主財源や地方交付税を含む依存財源においても大幅な増加を見込むことができず、先々の見通しが極めて不透明となっていることなどから、依然として厳しい財政環境におかれているところであります。
 以上のことから、当市の平成27年度の当初予算編成に当たりましては、持続可能な財政運営を念頭におきながら事業の選択と集中を行うことにより、「三沢市総合振興計画」の基本理念である「人とまち みんなで創る 国際文化都市」建設のため「健康で助け合うまちづくり」、「環境と共生して安心できるまちづくり」、「豊かな心と体を育むまちづくり」、「働き暮らせるまちづくり」、「生活に便利なまちづくり」、「健全で開かれたまちづくり」の六つの都市像の実現を目指し、市勢発展上重要な施策及び事業を推進するための予算編成をしたところであります。
 その結果、平成27年度三沢市一般会計予算は、歳入歳出とも239億2,100万円となり、前年度当初予算と比較して30億7,900万円、率にして14.8%の増といたしたところであります。


 それでは平成27年度における主要施策に対する予算措置の主なるものについて御説明申し上げます。

 

1.健康で助け合うまちづくり

 第1に「健康で助け合うまちづくり」についてであります。
 誰もが住み慣れた地域の中で、健康で安らぎのある幸せな生活を営める環境を整えるために、高齢者が健康でいきいきと社会参加ができるような住民参加型の福祉活動を推し進め、また、障害者を地域社会で支え合いながらその自立を支援するための障害者福祉サービス給付費等に所要の予算を措置したほか、玄関先等の除排雪が困難な高齢者のみの世帯に除雪を支援するサービス事業や高齢者の要介護状態への進行を防ぎ、自立した日常生活の確保や生活相談等のためデイセンター運営費に所要の予算を措置いたしました。
 また、誰もが安心して子供を産み育てることができるように妊婦委託健康診査の無料診査事業や母子集団健康診査事業を継続するとともに、ひとり親家庭等への医療費給付事業、0歳から中学生までを対象といたしました子ども医療費給付事業等の各種医療費給付事業や当市の特色ある事業であります地産地消でわんぱく家族米支給事業も継続してまいります。
 さらに、子育て世代が安心して就業できるように地域の子育て支援として延長保育促進事業費補助金や施設型給付費等に所要の予算を措置したほか児童館運営費や各種扶助費などに所要の予算を措置し、児童福祉の向上にも努めるものであります。
 市民の健康づくりの推進では各種ワクチンの接種費用助成事業、各種がん検診の実施についても引き続き所要の予算を措置いたしました。
 また、昨年4月に施行されました消費税増税に伴う低所得世帯や子育て世帯への影響を緩和するための臨時の給付事業費についても引き続き予算を措置いたしました。

2.環境と共生し安心できるまちづくり

 第2に「環境と共生し安心できるまちづくりについて」であります。
 地球温暖化等の環境問題に対応し市民の快適な生活環境を守るために、国際的に貴重なラムサール条約登録地であります仏沼や小川原湖をはじめとする当市の美しい自然環境を守り育て、未来にこれを引き継いでいくための自然保護費及び塵芥処理費や清掃センターの焼却施設等の補修工事につきまして、引き続き所要の予算を措置いたしました。
 また、地域住民が安全にかつ安心して生活できるように犯罪の抑制や防止のための防犯カメラ設置事業を継続するために所要の予算を措置いたしました。
 防災対策につきましては、自主防災組織等の運営や資機材の整備、あるいは災害に強いまちづくり市民提案事業への補助金を予算措置いたしました。
 消防費につきましては、上十三地域消防通信指令業務の共同運用に伴う上十三消防指令センターの整備等に要する負担金について引き続き所要の予算を措置したほか、消防ポンプ自動車や高規格救急自動車の整備に所要の予算を措置したところであります。

3.豊かな心と体を育むまちづくり

 第3に「豊かな心と体を育むまちづくり」についてであります。
 当市の国際的な地域特性を生かし積極的に取り組んでまいりました国際交流及び国際化事業につきましては、グローバルな視野に立った人材育成を図るために青森県と共同開催するグローバル人財養成セミナー事業を継続し、市民や子供たちの国際性を養い、外国の多様な文化を深く理解できる国際交流事業を推進するための姉妹都市委員会等への補助金のほか、国際理解教育や市内全小中学校に英語指導助手を派遣する英語教育推進事業等にも所要の予算を措置いたしました。
 また、学校施設の環境改善を図るため小中学校のトイレ改修及び暖房設備改修に引き続き所要の予算を措置いたしました。
 さらに、教育用パソコンの更新に要する経費を予算措置いたしました。
 スポーツの振興につきましては、各種大会選手派遣費や大会運営費補助金等に引き続き所要の予算を措置したほか、(仮称)国際交流スポーツセンターの整備につきましては建設工事等に所要の予算を措置いたしました。

4.働き暮らせるまちづくり

 第4は「働き暮らせるまちづくり」についてであります。
 経済の活性化は雇用の確保や人口の定住化を促進し、市民のいきいきとした暮らしを支える原動力であり、当市の基幹産業であります農業や漁業はもとより、観光や新たな産業創出への支援、地場産業の競争力強化等の市経済活性化のための予算措置をいたしたところであります。
 農業では、次世代育成振興として新規就農者の就農直後の所得を確保する青年就農給付金のほか、野菜等産地生産販売力強化事業費補助金、水稲種子購入や農業用簡易トイレ設置の助成事業費補助金、また、高能力乳用牛導入助成事業費補助金や農地の集団化と経営規模の拡大等高能率農業の展開を図る県営北三沢地区経営体育成基盤整備事業等への負担金など所要の予算を措置いたしました。
 漁業では、岸壁や防波堤など漁港施設の保全や耐震化等を実施するための県営事業に対する負担金や魚市場高度衛生化基本設計業務等に所要の予算を措置いたしました。
 商工業では、経済・雇用対策事業として住宅・空き店舗新築リフォーム補助金を、また、中小企業対策として中小企業の経営支援を図るため融資保証料補給金等の予算措置をいたしたほか、新たに市内で起業する人を支援するための起業化支援事業補助金に所要の予算を措置したところであります。
 観光事業では、観光資源の開発宣伝のため観光客誘致対策事業や体感する小川原湖推進事業等への補助金など所要の予算を措置し、観光振興費としてジャパンデーやアメリカンデーの事業費補助金や地産販売促進のため特産品開発促進と販路拡大に対する補助金に所要の予算を措置したところであります。
 また、新たな産業導入と雇用創出を図るため、誘致企業等に対する立地促進奨励金や雇用促進奨励金等についても所要の予算を措置したほか、航空機関連産業の企業集積等につきましても引き続きその推進を図ってまいります。

5.生活に便利なまちづくり

 第5は「生活に便利なまちづくり」についてであります。
 三沢空港の就航路線及び発着便数の維持拡大を図り、経済や観光など多方面において継続的効果をあげていくために、空港の利用促進等に所要の予算を措置いたしました。
 また、陸の玄関三沢駅周辺整備では整備に係る実施設計に要する経費を予算措置いたしました。
 コミュニティバスにつきましては、多くの市民からの御要望や御意見等を踏まえ、バス停環境整備事業に要する経費の予算を措置いたしました。
 市道整備につきましては、市民生活と都市機能の向上を図るため市道中央町・駒沢線や東岡三沢・堀口線等の整備事業や道路新設改良等、多くの継続事業の進捗を図るため所要の予算を措置いたしました。 

6.健全で開かれたまちづくり

 第6は「健全で開かれたまちづくり」についてであります。
 市民と行政が協働関係を築き市民主体のまちづくりを推進するため、協働のまちづくり市民提案事業やボランティア活動に係る怪我等の補償、市民活動団体の育成や地域作り活動の支援に所要の予算を措置し、市民との綿密な連携による健全で開かれたまちづくりを目指してまいります。
 また、CATV施設の経年劣化、東日本大震災での長時間停電による放送中断、放送法の改正に伴う改修等の有線放送施設の整備に引き続き所要の予算を措置いたしたところであります。

歳入の主なるもの

 次に、歳入の主なものについて御説明申し上げます。
 まず、市税につきましては固定資産税の減収が見込まれるものの前年度とほぼ同額といたしました。
 地方譲与税から自動車取得税交付金につきましては、前年度交付見込額及び国の地方財政対策等を勘案し計上したところであります。
 国有提供施設等所在市町村助成交付金につきましては、前年度の交付実績によりまして前年度比0.4%の増といたしました。
 地方交付税につきましては、前年度の交付実績及び国の地方財政対策の伸び率を勘案し前年度比2.1%の減といたしました。
 国庫支出金につきましては、大型事業であります(仮称)国際交流スポーツセンター整備事業が本格化したこと等により前年度比56.6%の増となり、県支出金につきましては、核燃料物質等取扱税交付金等が増額となったことから前年度と比較して15.0%の増といたしました。
 繰入金につきましては、東日本大震災復興推進基金繰入金が減となったものの減債基金繰入金等が増となったことから前年度比35.0%の増といたしました。
 市債につきましては、(仮称)国際交流スポーツセンター整備事業債や古間木団地建替事業債等が増となったことから前年度比35.4%の増といたしました。


 以上が平成27年度三沢市一般会計予算の概要であり、市政運営に対する所信の一端を申し上げました。