平成28年市長年頭記者会見について(平成28年1月4日 15:00~ 於:市長応接室)

 昨年の市長選挙では、多くの市民の皆さまのご理解とご支援を頂き、市長として、3期目の市政運営を担うことになりました。
 新年を迎えて、気持ちもあらたに、職責を果して参ります。

 さて、昨年は、三沢商業高校の野球部が、甲子園に出場されたということが一番大きな話題でありました。
 私も、スタンドで応援をしまして、晴れ舞台で2本のホームランが出たわけでありますが、本当にすごいなと思いました。県内はもちろん、公立高校の偉業も達成できたのかなと。
 市民の皆さんも盛り上がり、県内あるいは全国の方々にも歓喜を与えたのではないかと思っております。
 また、青森県が短命県であるということから、県もいろいろな施策をしておりますが、当市も県の施策に呼応しながら、「三沢市健康都市宣言」をいたしました。
 「減塩」、「バランスの良い食事」、あるいは「適度な運動」、そういうことへの意識の向上、そして行動を推進しようということで宣言をいたしました。
 秋には「みさわ健康フェア2015」を開催し、その具体化を実践して、皆さんとお互いに誓い合ったところであります。
 そして、昨年の3月には、「PET-CT画像診断」が始まりました。
 「PET-CT画像診断」については、市内はもちろんですが、市外の方からも期待されておりまして、県南に一つということもあり、大いに期待をしております。
 また、「三沢市 新産業 創造支援センター」が開設されました。この施設が、三沢の起こす起業を含めて企業の育成の拠点として役割を果せるよう期待をしております。
 そして、経済そのものばかりでなくて、いろいろな分野で、中小企業が大きなウェイトを占めておりますので、その活躍を促すということで「三沢市 中小企業振興条例」を制定いたしました。
 地域経済の活性化につながるものと期待をしております。
 いろいろな分野でそれぞれ活躍された方々、そしてまた、活性化につながる、いろいろな出来事がありました。将来を担う子どもたちがスポーツ・文化など多方面において活躍し、指導者、父兄の方々の協力があって、本当に勢いがある、盛り上がりを見せた一年であったなと思います。

 そして、今年でありますが、市民の皆さまに、「三沢市に生まれてよかった、住んでよかった」と実感していただけるよう『人とまち みんなで創る 国際文化都市』の基本理念実現のため、進めておりました「三沢市総合振興計画」も残すところあと2年余となりました。
 この計画を仕上げるためには、「三沢市の定住人口の確保」や「雇用創出」が欠かせないと考えております。
 そのために、引き続き、「三沢市総合振興計画の後期基本計画」で掲げております、3つの重点プランの中から、次の主な施策に取り組んで参ります。
 

 

  未来を拓く人づくり

 

 まず、「未来を拓くひとづくり」であります。
 人口がどうしても減っています。やはり女性が、子供を生み育てる環境づくりが大事だろうなと思っております。
 そういう意味で、「子ども館」の建設を計画しているわけであります。
 今年は、実施設計に入る予定であります。
 何とかして女性が子供を生み育てる環境を作って参りたい、そういう思いであります。
 また、スポーツを通した国際交流の拠点となる「(仮称)国際交流スポーツセンター」が着工しまして、来年の春には建物が完成し、秋にはオープンします。
 そして、中学生を対象とした「イングリッシュキャンプ」を継続するとともに、ウェナッチバレーと姉妹都市交流をしていますが、そのウェナッチバレー短期大学に英語研修として高校生を派遣できるよう取り組みます。
 また、平成25年度から県と共同で実施しておりました「グローバル人財養成セミナー」が4年目となります。
 今年は、これまでの取り組みの成果を生かし、受講生の挑戦する力を養うため、海外研修を実施いたします。
 また、「市政モニター制度」や「市民参加型まちづくり評価事業」により、市民の皆さんが街づくりに参加をする機会を多くして参ります。
 そして、「健康づくり」でありますが、昨年の健康都市宣言をしっかりと見据えて、本当に確かなものにするために努めます。
 今年は、健康づくりに取り組んだ人が、より頑張れるような「健康ポイント制度」の導入を考えております。
 

 

  人が行き交う街づくり

 

 次に、「人が行き交う街づくり」でありますが、
 定住人口確保のために整備を進めたい「ニュータウン」でありますが、基本構想から基本計画へと事業実施に向けてステップアップをいたします。
 そして、ソフト事業として、住宅や土地などの購入を助成する「移住・定住 促進事業」を計画しております。
 また、定住化促進のため、子育て支援として子ども医療費の所得制限を無くせないか、その可能性を検討いたします。
 それから市営住宅の建て替えであります。
 現在、「古間木団地」の建替工事が行われております。
 市営住宅は、老朽化しておりますので、計画的にローテーションを考えながら建て替えを進めて参ります。
 また、道路の整備では、地域間の交流を促すために、三沢駅南側の青い森鉄道を三沢大橋で横断する「中央町金矢線」と、それに接続します「春日台 十和田線」の来年3月完成を目指してゆきます。
 それから、陸の玄関であります「三沢駅の周辺整備」は、現在、実施設計に取り組んでおり、今年は用地買収と建物移転補償に着手したいと考えております。
 さらには、観光振興では、3月26日に北海道新幹線が開業します。
 それに合わせて、「体験型、着地型の観光商品」を提供します。
 また、当市の特産品の販売や観光の紹介など、三沢の魅力をPRする「トップセールス」も引き続き行います。
 

 

  心安らぐ生活づくり

 

 最後に、「心やすらぐ生活づくり」でありますが、
 最近の災害は、規模も大きく、複雑、多様化しております。
 それに備えるには、「自分たちのことは自分たちで守ろう」という基本的なことが大事でありますので、「自主防災組織づくり」と「消防団員の確保」を、引き続きサポートをして、防災力の充実と強化に取り組んで参ります。
 農業では、生産者の経営安定のため、「集落基盤整備事業」や「圃場の大規模化事業」に取り組み、また、「若手農業者の支援育成」を進め、次世代 農業者の担い手 確保に努めて参ります。
 漁業振興では三沢産スルメイカが「赤とんぼ」のネーミングで有名ですので、ブランド力を増すために、荷揚げ場に屋根を掛けるなど、衛生環境を整備して、付加価値を高めたいと考えております。
 また、ホッキ貝など、貝類の生育環境を整えるため、海底の砂をおこす、「海底耕うん」を行い、ホッキ漁場の保全に努めます。
 そして、新産業でありますが、昨年、完成しました「三沢市 新産業 創造支援センター」を基軸に、起こす起業、誘致の企業が生まれるよう、また、「中小企業振興条例」を制定し、いろいろな三沢の中小企業の活性化に向けての仕組みができましたので、地域内の経済循環を考えながら、経済の活性化に努めて参ります。
 なお、基地対策でありますが、市民の皆さまの安心安全のために、基地を取り巻く環境の変化については、引き続き国からの情報収集に努めて参ります。

 そして、民生安定のために必要な事業を実施するため、国との協議を重ねてゆきたいと考えております。

 私は、市民の皆さまと共に『国際文化都市』という三沢の樹を、大きく育てたいと思っております。
 そのために「よく見て、よく聞いて、そして大いに語らい」、協働の精神で市政運営に取り組んで参りますので、今後ともご支援とご協力を賜りますよう、お願いを申し上げて、私からの年頭のご挨拶といたします。
 

 

  質疑応答

A

 

健康宣言を踏まえ、取り組んだ人が頑張れるような支援の制度について具体的に教えていただきたい。

健康福祉部長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

市民の健康意識の向上及びがん検診等の受診率向上を図ることを目的とし、市内に住所を有する20歳以上が対象となる。特定健診3ポイント、がん検診各2点、PET6点、市主催の健康講座、健康フェア、運動教室など参加された方は3点、運動に関する講座(市民ウォークなど)各3点、献血各2点を付与し、10ポイント以上で全員に参加賞として500円分の商品券等をお渡しします。その中でも高得点を取られた方には、地場産品の野菜詰め合わせ、海の幸など、3,000円相当の記念品を考えております。
A いつ頃からのスタートか?
健康福祉部長 実施は検診始まってからになりますので、6月以降です。
A 空街ポイントと連携しているのか?
健康福祉部長 空街ポイントは難しい状況です。
A マイレージと考えていいですか?
健康福祉部長 はい。
A ニュータウン等の定住促進ですが、今のところ新規のニュータウンについて、新たな建設について選考は進んでいますか?
市長 それについてはまだです。その前にソフト事業を行います。
A 住宅、建築、購入等に向けた助成というお話もありましたけれども、具体的なものをお願いします。
政策財政部長 現在の案でございますが、新築、建売住宅を購入した場合、市内業者であれば、工事費の5%相当額で限度額100万円、市外業者であれば限度額50万円助成します。中古住宅購入した場合については、購入価格の10%相当額ですが、50万円までが上限です。住宅取得と合わせて土地を購入する場合は土地の購入価格の10%相当額ですが、限度額100万円。これに合わせて建て主が40歳未満の方は50万円をプラスします。市外からの方には50万円、市内の方が新築で土地と建物を買った場合200万円、40歳未満であれば250万円、市外の方の場合は300万円を助成するという案で現在進めています。
A これは結構な助成額になる可能性がありますが、対象人数などはありますか?
政策財政部長 4年間限定でやりたい。年間2億円程度の経費になるかと思います。採用している間にニュータウン着手になると思いますので、市長が申し上げました通り、その間は、そういう形になります。
A 住宅建設補助助成は、三沢市としては初めてですか?
政策財政部長 新築リフォーム補助50万円がありましたけれども、移住・定住に重点を置き、そこから分けて、店舗改修とかは経済部の方でそのまま継続しています。
A 市民の興味関心が高いという意味では、子ども医療費が挙げられますが、これから検討するということですが、前向きに年齢制限の縮小、撤廃など踏み込んだ議論がなされるということでいいですか?
市長 すべてを撤廃するのか、現行予算を見て十分検討して財政問題とも合わせながら議論していきたい。
A そのための専門組織みたいなものを設立するつもりはあるのか?
市長 そういった議論の場は必要ですね。防衛省の交付金が使えるかなど、それも含めて検討しています。
B ウェナッチ英語研修はどのようになっているのですか?
政策財政部長 すでに高校生にアンケートを取り、ウェナッチ側の受け入れ体制で変わるかもしれませんが、市内に住所を有する高校生16人程度の募集をしたいと思っております。今交渉しているのは、8月のお盆をはさんだ12日間を予定しております。12月に来年高校1年~3年になる方にアンケートを行い、20%回収し、46人が希望しております。案では1人45万円かかり、市から30万円を助成し、15万円を負担していただきます。金額も提示してアンケートを行っているので、希望人数に達する見込みです。中学生はイングリッシュキャンプと大使派遣、高校生にはウェナッチバレーカレッジ、大学生及び大人はグローバルアカデミーということで、若い世代のグローバル化を特に進めていきたいという政策となっております。
B 市内にお住まいで十和田市など市外に通学している高校生は?
政策財政部長 市内に住所を有する高校生すべて対象です。
A 関連して、大学生、一般の方を対象にした派遣について、わかる範囲で。
政策財政部長 海外研修につきましては、グローバルアカデミーのフォローアップ、補修事業として、卒業した方を対象としてもっと力をつけていただきたいということです。
A 人数は?
政策財政部長 県と一緒に進めているので、2月か3月の会議で決めることになっており、まだ決まっておりません。
A 海外というのはアメリカに限らないのですか?
政策財政部長 それも会議で決めることになりますが、基本的には英語圏になると思います。
     
    以上