子どもたちの笑顔のために

  4月2日、三川目保育所において、ボランティアによるバルーンア―トが催されました。
 これは、東北地方太平洋沖地震の災害ボランティアとして登録された山本親男さんと佐藤久子さんが持つバルーンアートの特技を活かして、市内沿岸で津波の被害にあった区域の子どもたちに元気を取り戻してもらおうと社会福祉協議会が実施したもので、三川目地区のほかに淋代地区、鹿中地区でも行われ、この後、六川目地区でも予定されるとのことです。
 剣や銃、花や動物など、次々と魔法のように形が変わってていく風船に子どもたちは大喜び!
 先生もついていけないほど、元気に跳ねまわっていました。
 地震や津波の爪痕が大きく残るこの地域では、子どもたちは頻繁に起こる余震に敏感になり、大人たちが慌ただしく駆け回る姿や、普段目にすることのない大型車両が通る様子に不安を感じていましたが、それでもやっと外で遊べるようになり少しずつ以前の明るさを取り戻しているとのことでした。

 この子どもたちの明日のためにも、皆が元の生活に戻れるよう一日も早い復興が望まれます。