平成29年 市長年頭あいさつ 

 市民の皆様、明けましておめでとうございます。

昨年は、市政各般にわたりご理解、ご協力をいただきまして、誠にありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

1.昨年を振り返って

 昨年を振り返りますと、4年に一度の「スポーツの祭典」リオデジャネイロ、オリンピック・パラリンピックが開催されました。当市からも、2人のコーチが出場しましたが、その活躍を見て、将来、オリンピックに出場する夢を持った子どもたちも多かったのではないでしょうか。スポーツでは、「ホッケーやバレーボール、野球、空道」、文化競技では、「珠算やワープロ、吹奏楽」など、子どもたちが優秀な成績をおさめております。毎年、思うのですが、三沢の子どもたちが頼もしく育っているなと感心しております。まさに「文武両道」の活躍でありました。指導者の皆さんや御家族の方々にも感謝を申し上げたいと思います。

 そして、活躍は子どもだけではありません。青森県畜産共進会で、出品牛が4年連続の農林水産大臣賞を獲得しました。また、全国詩吟コンクール、全日本花卉装飾技術選抜選手権で、全国1位など市民の方が大活躍されております。日々のご努力が報われた、大変、うれしい受賞でありました。

 また昨年、新しい取り組みとして、8月にウェナッチバレー短期大学の英語研修へ、高校生18人を派遣しました。これからも、国際感覚を身に付け、世界で活躍するような人材の育成に努めてまいります。

 さらに、市民の皆さんの健康づくりを目的に、「健康ポイント事業」を開始しました。各種検診、健康診断、介護予防事業などへの参加に対してポイントを付与するもので、ポイントがたまったら商品券と交換できます。市民の皆さんに、これからも積極的に参加していただきたいと思います。

 そして、市立三沢病院に、県南地域で初めて導入した「PET-CT検査」ですが、広く利用していただけるように、費用の一部助成を始めました。三沢市在住の50才以上の方に、半額を助成しております。大変好評ですので、今後も大いに利用していただくように期待しております。

 また、人口減少問題に取り組むため、「三沢市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定しました。今後5か年の目標や施策の基本的方向と具体的な施策をまとめたものです。総合振興計画との整合性を図りながら、地方創生を成し遂げるための「戦略」として、今後の総合振興計画へ反映させてまいります。 

 さらに、当市の定住促進に向け、人口の流出や減少を抑制しつつ、移住を促すための助成制度をつくりました。対象や条件によって段階があるのですが、最高で300万円の助成があります。移住・定住対策は、三沢市の活性化につながることですので、大変大事になってくると思っております。

 最後に、企業の誘致ですが、食品関連の会社が立地することになりました。市民の雇用拡大につながることが期待されます。

 昨年は、様々な分野で、年代も幅広く、多くの市民の方が活躍された年であったと思います。大変、うれしく思っております。

2.今年の計画

 今年は、平成20年度から10年間を計画期間とする「三沢市総合振興計画」の最終年になります。計画に掲げた本市の基本理念「人とまち みんなで創る 国際文化都市」の実現に向けて、集大成の年となるように、精一杯、市政運営に取り組んでまいります。

 そして、その実現のために、振興計画に掲げております、「3つの重点プラン」の中から、次の主な施策に取り組んでまいります。

 1つ目の「未来を拓くひとづくり」でありますが、様々な世代の市民が活躍する、個性豊かで活気にあふれるまちづくりを進めたいと考えております。そのために「人材の育成」、「地域の協働」、「健康づくり」に力を入れてまいります。

 まず、子育て支援の拠点となります「子ども館」ですが、平成29年度は建設工事に着手いたします。また、建設しておりました「(仮称)国際交流スポーツセンター」のオープンを10月に予定しており、スポーツを通した国際交流を推進いたします。そして、「市民参画と協働」をキーワードに、「住民懇談会」と「市民提案事業」など、市民団体の活動支援を継続し、昨年、新しく実施しました「市政モニター制度」や「市民参加型まちづくり評価事業」により、「三沢市総合振興計画」の総括と次期計画への反映をいたします。引き続き、健康づくりも推進してまいります。

 次に、2つ目の「人が行き交う街づくり」でありますが、住宅対策の目玉であります、住宅や土地などの購入を補助する「住宅取得支援事業」を昨年に引き続き行います。市営住宅の建て替えは、「古間木団地」、「木崎野団地」、「駅東団地」を順次進めております。道路の整備では、三沢駅周辺の慢性的な渋滞を緩和するとともに、地域間の交流を促すために、青い森鉄道を「三沢大橋」で横断する中央町金矢線が、いよいよ3月に完成いたします。また、陸の玄関口であります三沢駅の周辺整備は、引き続き、用地買収と建物移転補償を行います。さらに、観光振興では、地元農産物や海産物を活用した特産品やご当地グルメの開発を進めます。そして、寺山修司記念館が開館20周年を迎えることから、何かイベントができればと思っております。

 最後に、3つ目の「心安らぐ生活づくり」でありますが、最近の複雑、多様化、大規模化する災害に備えるためには、自主防災組織づくりと消防団員の確保が大事でありますので、「組織づくり」と「団員の確保」を支援し、防災力の充実と強化に取り組んでまいります。

 農業では、生産者の経営安定のため、「集落基盤整備事業」に取り組み、若手農業者の支援育成を図って、次世代農業者の担い手の確保に努めてまいります。また、漁業振興では、「赤とんぼ」の愛称が定着した三沢産の昼イカのブランド力を増すために、衛生管理を整備して、付加価値を高めたいと考えております。そして、地域産業の振興を図る三沢市新産業創造支援センターを活用し、企業を支援・育成してまいります。最後に、基地対策でありますが、市民の皆さまの安心安全のために、基地を取り巻く環境の変化については、引き続き国からの情報収集に努めてまいります。

 終わりに、今年も「住んでよかった」、「これからも住み続けたい」と、実感できるような魅力あるまちづくりを目指し、全力を傾注してまいります。今後とも、ご支援ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

                          平成29年1月4日

                          三沢市長 種市 一正