子どもたちために1日も早い再建を

 5月24日、淋代保育所の月館理事長と森谷所長、淋代町内会の浪岡会長らが保育所再建の陳情のため、市役所を訪れました。

 淋代保育所は3月11日の東北地方太平洋沖地震による津波に飲まれ、大きな被害を受けました。園児たちは、淋代町内会をはじめとする地域の人たちの厚意によって集会施設を間借りし、不便ながらもなんとか今も保育を行っています。

 月館理事長は保育所の現状を説明し、子どもたちをよりよい環境で保育するためと、保育所の再建を種市市長に陳情しました。種市市長は被害と子どもたちの現状に胸を痛めながら、「用地、財政、建築などの分野でプロジェクトチームなるものを組織し、速やかに対応したいと考えている。地域と協力して全面的に支援していきたい」と話しました。

 森谷所長は「地域の皆さんから集会施設を貸していただいていることに感謝しています。が、同時に地域の方が使えないため、ご迷惑をかけています」と話し、「子どもたちのために1日も早くよい方向に向かってほしい」と心から願いを伝えました。