日米をつなぐ歌声

見事な演奏を行うパシフィックトレンズの皆さん 6月4日、公会堂大ホールにおいて、米国空軍太平洋音楽隊ーアジア「パシフィックトレンズ」による、三沢市復興支援コンサートが開催されました。

 パシフィックトレンズは、厳しいオーディションに合格した音大出身者や元プロで構成された米空軍の音楽専門部隊。横田基地を拠点に、国際交流を目的として日本各地で演奏を行っています。 

 演奏に先立ち米軍三沢基地のマイケル・ラスティーン司令官は「今後も必要とされるところで活動を行っていく、これまできずいた絆をさらに深めていきたい」とこれまでと変わらぬ復興支援への意思を示し、種市市長は「米軍の迅速な対応と家族の方々も含めた積極的な復興支援に感謝している」と応えました。

 この日のコンサートはポップスを中心とした第一部と、ジャズを中心とした第二部で構成され、「ダンシング・クイーン」や「スリラー」、「イエスタデー・ワンス・モア」など誰もが知っている洋楽の名曲に、「また君に恋してる」や「恋のバカンス」など日本語の曲も含め約2時間にわたって演奏されました。

 このコンサートは復興支援を目的としたもので、会場の入り口には募金箱が設置され、無償で開催に協力した三沢国際クラブの皆さんが来場者に義援金への協力を呼びかけていました。会長の三上さんは「今回パシフィックトレンズの皆さんは好意から無償できてくれた、大変ありがたい。今お互いの気持ちが通じ合っていると感じる」と話してくれました。

 アメリカの文化の香りを色濃く感じられる彼らのコンサート。ステージに上がって一緒にダンスを踊ったり、情感のこもった日本語の歌にうっとりしたりと誰もが楽しめる内容になっていました。機会があれば皆さんもぜひ。