2011年3月11日、東北地方を中心に未曾有の被害をもたらした東日本大震災が発生してから、本年で10年を迎えます。

 この大震災により、津波等によって極めて多くの尊い命が失われました。当市においても2名の方が亡くなられ、ご遺族の深い悲しみを思い、哀惜の念に堪えません。犠牲となられた方々へ、心から哀悼の意を表します。

 東日本大震災から10年の月日が経過し、これまで進めてまいりました復旧・復興とともに、より災害に強い三沢市を目指して、現在、市道織笠2号線津波避難路整備工事と防災行政無線の更新工事を進めております。また昨年の12月には、様々な大災害を教訓とした「三沢市国土強靭化地域計画」を策定いたしました。これは甚大な被害の発生や長時間をかけての復旧・復興を図る事後対策の繰り返しを避け、平時からの備えを行うことを目的としており、最悪の事態を起こさない仕組みづくり・地域づくりを推進するものです。

 この度、令和3年3月8日(月)から3月12日(金)まで市役所本庁舎1階ロビーにおいて、震災当時の記録(写真等)の展示を開催することになりました。願わくは、震災資料をご覧いただき、ご家庭や学校など、多くの場面において防災意識の高揚と、今後における災害対策の手がかりとして役立てられれば幸甚に存じます。展示されている資料は、市民の方々にお力添えいただき、展示させていただいたものもあります。心より御礼申し上げます。新型コロナウイルス感染症の影響で、思うような活動ができない状況にありますが、災害の恐ろしさと記憶を風化させずに未来へとつないでいかなければなりません。

 常日頃から防災啓発活動に尽力されている各自主防災会の皆様方におかれましては、地域での防災訓練等をご随意に実施できない中ではありますが、様々な工夫で継続的な活動をされていることに対して、改めて、敬意を表するとともに、感謝申し上げます。

 最後になりましたが、被災を乗り越え復興を遂げた地域や未だ復興の道半ばで悩む地域が、これまでよりも元気に、さらなる発展を遂げることができますようご祈念申し上げまして、10年という節目を迎えるにあたっての挨拶とさせていただきます。

 

 令和3年3月

                              三沢市長 小檜山 吉 紀