目の不自由な方にも本の魅力を

9月21日、図書館において、「視聴覚障がい者支援サービス」用機器の贈呈式が行われました。

この「視聴障がい者支援サービス」は、青森放送を始め日本テレビ系列で毎年行われているチャリティーキャンペーン24時間テレビ「愛は地球を救う」に寄せられた募金で全国の図書館に機器の贈呈をされているもの。今回、全国にある約3000の図書館の中から三沢市立図書館に寄贈が決定したとのことで、県内では3館目。図書館3階に設置されたサービスコーナーの前で、青森放送(株)の和田取締役営業局長より吉田教育長に目録が手渡されました。

 

その後、実際に機器を使うデモンストレーションが行われ、図書の文字を読み取りながら拡大表示する「拡大読書器」や本を読みとってパソコンから音声を発する「音声読書機」、点字プリンターなど、視聴覚障がい者の方はもちろん視力の弱まった高齢者の方にも便利な機能に喜びの声が上がっていました。

 

図書館では、既に相当数所蔵している点字図書や大活字本と併せ、運営コンセプトである「市民の暮らし、仕事、地域の産業に役立つ図書館サービスの提供」に則り、市内の利用者以外にも県南地域の図書館関係者にも広く開放し、さらなるサービスの向上に努めていくとのことです。